目次

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  1. はじめに
  2. アップグレードの概要
  3. アップグレード前のタスク
  4. データベースタスク
  5. アプリケーションサーバーのタスク
  6. Hubストアのアップグレード
  7. Hubサーバーのアップグレード(インプレースアップグレード)
  8. プロセスサーバーのアップグレード(インプレースアップグレード)
  9. リソースキットのアップグレードインプレースアップグレード
  10. アップグレード後のタスク
  11. 検索設定のアップグレード
  12. アプリケーションサーバーに対するActiveVOSのインストール後のタスク
  13. ビジネスエンティティアダプタ用のActiveVOSアップグレード後タスク
  14. サブジェクト領域アダプタ用のActiveVOSアップグレード後タスク
  15. アップグレードプロセスのトラブルシューティング
  16. FAQ(よくある質問)
  17. 既存のActiveVOSタスクの処理
  18. メタデータキャッシュの設定

Oracle用バージョン9.0.1または9.1.0からの アップグレード

Oracle用バージョン9.0.1または9.1.0からの アップグレード

Java仮想マシンの設定

Java仮想マシンの設定

Java仮想マシン(JVM)を設定するには、JAVA_OPTIONS環境変数を使用して、Javaのオプションを設定します。
Javaのオプションは、次のファイルで設定できます。
UNIXの場合:
<
WebLogic domain: WebLogicドメイン
>/bin/setDomainEnv.sh
Windowsの場合:
<
WebLogic domain: WebLogicドメイン
>\bin\setDomainEnv.cmd
次の表で、Javaのオプションを説明します。
Javaのオプション
説明
-server
起動速度は遅くなりますが、後続の操作は高速になります。
-Djgroups.bind_addr
JGroupがメッセージの送受信を行う必要があるインターフェース。
マルチノード環境またはクラスタ環境で必要です。各ノードが専用のネットワークインターフェースにバインドされていることを確認します。
-Djava.net.preferIPv4Stack
JavaでInternet Protocolバージョン4(IPv4)を使用するかどうかを指定します。オペレーティングシステムでInternet Protocolバージョン6(IPv6)を使用する場合は、
true
に設定します。
-Doracle.jdbc.J2EE13Compliant
oracle.jdbc.J2EE13Compliantシステム変数を設定します。
true
に設定します。
このパラメータをtrueに設定しない場合、Javaデータベース接続(JDBC)の問題が発生する可能性があります。
-Djavax.wsdl.factory.WSDLFactory
WebLogic 12.2.1以降の環境でデフォルトの名前空間プレフィックスを持つサービスWSDLを呼び出すために必要です。
com.ibm.wsdl.factory.WSDLFactoryImpl
に設定します。
-DANTLR_USE_DIRECT_CLASS_LOADING
MDM HubがデプロイされているWebLogic 12.2.1以降の環境を起動するために必要です。
true
に設定します。
-Dmdm.node.groupid
MDM Hub実装でJava仮想マシンのグループIDを指定します。Hubサーバーとプロセスサーバーを論理的にグループ化する場合にのみ必要です。
-De360.mdm.host
アプリケーションサーバーホスト。
Javaのオプションは、次のいずれかのシナリオで設定します。
  • MDM Hubアプリケーションを管理対象サーバーにのみデプロイする場合は、各管理対象サーバーのスクリプトにJavaのオプションを追加します。管理対象サーバーのIPアドレスまたはシンボリック名に設定します。
  • MDM Hubアプリケーションを7001以外のWebLogicポートにデプロイする場合は、アプリケーションサーバーの起動スクリプトにJavaのオプションを追加します。WebLogicホストのIPアドレスまたはシンボリック名に設定します。
このパラメータを設定しない場合、エンティティ360フレームワークに基づくInformatica Data Directorの画面が期待どおりに動作しない可能性があります。
-De360.mdm.port
アプリケーションサーバーのポート。
Javaのオプションは、次のいずれかのシナリオで設定します。
  • MDM Hubアプリケーションを管理対象サーバーにのみデプロイする場合は、各管理対象サーバーのスクリプトにJavaのオプションを追加します。管理対象サーバーのポート番号に設定します。
  • MDM Hubアプリケーションを7001以外のWebLogicポートにデプロイする場合は、アプリケーションサーバーの起動スクリプトにJavaのオプションを追加して、そのポート番号に設定します。
このパラメータを設定しない場合、エンティティ360フレームワークに基づくInformatica Data Directorの画面が期待どおりに動作しない可能性があります。
-Dfile.encoding
-Dweblogic.http.URIDecodeEncoding
Informatica Data Directorを使用する場合、およびREST APIを使用してレコードを検索する場合に必要です。
UTF-8文字を含むレコードを確実に検索および保存できるようにするには、両方のJavaのオプションを
UTF-8
に設定します。
-DFrameworksLogConfigurationPath
log4j.xml
ファイルのコンフィギュレーションパスを設定します。
-DUseSunHttpHandler
MDM HubとInformaticaプラットフォーム間のHTTP接続で、WebLogicがSun HTTPハンドラを使用するかどうかを指定します。
true
に設定します。
-Dtask.pageSize=<タスクの最大数>
各要求に対して取得されるActiveVOSタスクの最大数を指定します。デフォルトは
5000
です。環境に多数のタスクがある場合は、この数値を増やします。
-Dstricttransportsecurity.flag
HTTP要求を使用して
Data Director
にアクセスするすべての試行を、代わりにHTTPS要求に変換する必要があるかどうかを指定します。
true
に設定します。
WLS_MEM_ARGS_64BIT
メモリ変数。この変数を適切な値に設定します。
-Xms
初期ヒープサイズ
2048m
に設定します。
-Xmx
最大JVMヒープサイズ。4 GB以上に設定します。
例えば、
-Xmx
4096m
に設定するには、次のJAVA_OPTIONS環境変数設定を使用します。
set "JAVA_OPTIONS=-server ... -Xmx4096m"
XX:+UseCodeCacheFlushing
コードキャッシュがいっぱいになったときに、JVMがコンパイルされたコードを破棄するかどうかを指定します。
-XX:ReservedCodeCacheSize
JITコードのキャッシュサイズ。MDM Hub環境のパフォーマンスを高めるには、
512m
に設定します。