目次

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  1. はじめに
  2. アップグレードの概要
  3. アップグレード前のタスク
  4. データベースタスク
  5. アプリケーションサーバーのタスク
  6. Hubストアのアップグレード
  7. Hubサーバーのアップグレード(インプレースアップグレード)
  8. プロセスサーバーのアップグレード(インプレースアップグレード)
  9. リソースキットのアップグレードインプレースアップグレード
  10. アップグレード後のタスク
  11. 検索設定のアップグレード
  12. アプリケーションサーバーに対するActiveVOSのインストール後のタスク
  13. ビジネスエンティティアダプタ用のActiveVOSアップグレード後タスク
  14. サブジェクト領域アダプタ用のActiveVOSアップグレード後タスク
  15. アップグレードプロセスのトラブルシューティング
  16. FAQ(よくある質問)
  17. 既存のActiveVOSタスクの処理
  18. メタデータキャッシュの設定

Oracle用バージョン9.0.1または9.1.0からの アップグレード

Oracle用バージョン9.0.1または9.1.0からの アップグレード

Elasticsearchプロパティファイルの設定

Elasticsearchプロパティファイルの設定

Informaticaは、サンプルのElasticsearchプロパティファイルを提供しています。Elasticsearchを設定するには、そのプロパティファイルを編集します。
  1. 次のディレクトリにある
    elasticsearch.yml
    ファイルを検索します。
    <elasticsearch installation directory>/config
  2. テキストエディタを使用してファイルを開き、以下のプロパティを編集します。
    プロパティ
    説明
    bootstrap.memory_lock
    メモリのロックを設定します。Elasticsearchメモリがスワップされて消されることがないようにするには、
    true
    を設定します。デフォルトは
    true
    です。
    cluster.name
    Elasticsearchクラスタに一意の名前を指定します。複数のクラスタがある場合、各クラスタの名前が一意であることを確認します。クラスタに複数のノードがある場合、そのクラスタ内の各ノードで、同じクラスタ名が指定されていることを確認します。
    discovery.zen.minimum_master_nodes
    データの損失を防ぎ、クラスタの安定性を維持するために、複数ノードクラスタに必要です。値を
    (マスタに適格なノード数/ 2) + 1
    に設定します。
    例えば、クラスタに3つのノードがあり、それらすべてがマスタに適格なノードであり、データを格納できる場合、このプロパティを
    (3 / 2) + 1
    に設定します。この値は、
    2
    に丸められます。
    discovery.zen.ping.unicast.hosts
    複数ノードのクラスタに必要です。このプロパティは、検出設定の指定に使用されます。この設定は、クラスタ内のノードのIPアドレスとトランスポートポートのリストです。このプロパティを設定するには、
    ["host1:port1","host2:port2","host3:port3"]
    の形式を使用します。
    http.port
    HTTP要求のポートです。デフォルトは
    9200
    です。
    network.host
    ホストのIPアドレスは、バインドアドレスとして使用されます。
    node.data
    CRUDや検索などのデータ関連操作を実行するためのデータノードとして、ノードを有効にします。デフォルトは
    true
    です。
    node.ingest
    インデックス処理の前に、データを変換してエンリッチ化する取り込みデータノードとして、ノードを有効にします。デフォルトは
    true
    です。
    node.master
    クラスタを制御するマスタノードとして、ノードを有効にします。クラスタに複数のノードがある場合、1つ以上のノードをマスタノードとして有効にします。高可用性のためには、複数のノードをマスタノードとして設定します。デフォルトは
    true
    です。
    node.name
    ノードの一意の名前を指定します。
    path.data
    データを保存するディレクトリのパスを指定します。複数のデータディレクトリを設定できます。複数のデータディレクトリの設定に関する詳細については、Elasticsearchのマニュアルを参照してください。
    path.logs
    ログファイルのパスを指定します。
    transport.tcp.port
    TCPバインドポートを指定します。デフォルトは
    9300
    です。
    searchguard.enterprise_modules_enabled
    Search Guard Enterprise Editionを有効にするかどうかを指定します。ライセンス違反を回避するには、このプロパティは常に
    false
    に設定します。
    MDM HubインストーラにはSearch Guard Community Editionが組み込まれており、これは無料です。InformaticaはSearch Guard Enterprise Editionのライセンスを含めていません。
    searchguard.ssl.transport.keystore_type
    キーストアファイルのタイプを指定します。
    JKS
    に設定します。デフォルトは
    JKS
    です。
    searchguard.ssl.transport.keystore_filepath
    キーストアファイルの相対パスを指定します。キーストアを作成するために
    sip_ant
    スクリプトを使用した場合、デフォルトのパスを使用します。デフォルトは
    MDM_ESKEYSTORE_FILE_JKS.keystore
    です。
    searchguard.ssl.transport.keystore_password
    キーストアのパスワード。デフォルトは
    infa@1234
    です。
    searchguard.ssl.transport.truststore_type
    トラストストアファイルのタイプを指定します。
    JKS
    に設定します。デフォルトは
    JKS
    です。
    searchguard.ssl.transport.truststore_filepath
    トラストストアファイルの相対パスを指定します。トラストストアを作成するために
    sip_ant
    スクリプトを使用した場合、デフォルトのパスを使用します。デフォルトは
    MDM_ESTRUSTSTORE_FILE_JKS.keystore
    です。
    searchguard.ssl.transport.truststore_password
    トラストストアのパスワードを指定します。デフォルトは
    infa@1234
    です。
    searchguard.ssl.http.enabled
    RESTレイヤのトランスポートレイヤセキュリティ(TLS)を有効にするかどうかを指定します。
    true
    に設定します。デフォルトは
    true
    です。
    searchguard.ssl.http.clientauth_mode
    RESTレイヤにTLSクライアント認証モードを使用するかどうかを指定します。
    REQUIRE
    に設定します。デフォルトは
    REQUIRE
    です。
    searchguard.ssl.http.keystore_type
    キーストアファイルのタイプを指定します。
    JKS
    に設定します。デフォルトは
    JKS
    です。
    searchguard.ssl.http.keystore_filepath
    キーストアファイルの相対パスを指定します。キーストアを作成するために
    sip_ant
    スクリプトを使用した場合、デフォルトのパスを使用します。デフォルトは
    MDM_ESCLIENT_FILE_JKS.keystore
    です。
    searchguard.ssl.http.keystore_password
    キーストアのパスワード。デフォルトは
    infa@1234
    です。
    searchguard.ssl.http.truststore_type
    トラストストアファイルのタイプを指定します。
    JKS
    に設定します。デフォルトは
    JKS
    です。
    searchguard.ssl.http.truststore_filepath
    トラストストアファイルの相対パスを指定します。トラストストアを作成するために
    sip_ant
    スクリプトを使用した場合、デフォルトのパスを使用します。デフォルトは
    MDM_ESTRUSTSTORE_FILE_JKS.keystore
    です。
    searchguard.ssl.http.truststore_password
    トラストストアのパスワードを指定します。デフォルトは
    infa@1234
    です。
    searchguard.cert.oid
    クライアント証明書のオブジェクト識別子(OID)を指定します。デフォルトは
    1.2.3.4.5.5
    です。
    証明書を作成するために
    sip_ant
    スクリプトを使用した場合、デフォルトのOIDを使用します。
    セキュリティ証明書を作成するために
    sip_ant
    スクリプトを使用しなかった場合、このプロパティを設定する必要がある場合があります。
    searchguard.ssl.transport.enforce_hostname_verification
    トランスポートレイヤのホスト名を確認するかどうかを指定します。証明書が
    sip_ant
    スクリプトを使用して作成されたものではない場合、
    true
    に設定します。デフォルトは
    false
    です。
    searchguard.nodes_dn
    Elasticsearchクラスタ内のノード間で要求を特定するための、ノード証明書のDNを指定します。証明書を作成するために
    sip_ant
    スクリプトを使用した場合、デフォルトの値を使用します。デフォルトは
    - CN=EsNode
    です。
    searchguard.authcz.admin_dn
    管理上の証明書でもあるクライアント証明書のDNを指定します。証明書を作成するために
    sip_ant
    スクリプトを使用した場合、デフォルトの値を使用します。デフォルトは
    - CN=EsClient
    です。
  3. 同じ名前(
    elasticsearch.yml
    )でプロパティファイルを保存します。