目次

Search

  1. はじめに
  2. トランスフォーメーション言語
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 変数
  6. 日付
  7. 関数
  8. カスタム関数の作成
  9. カスタム関数APIリファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

ENC_HEX

ENC_HEX

16進数のエンコードを使用してバイナリデータを文字列データに変換します。バイナリデータをサポートしていないデータベースまたはファイルにデータを保存する場合、データをエンコードします。また、トランスフォーメーションを利用して文字列フォーマットのバイナリデータを渡すためにも、データをエンコードできます。エンコードされたデータの長さは元のバイナリデータの2倍になります。0から9まで、AからFまでの文字で表示されます。
ENC_HEX
関数を使用するには、環境変数
INFA_ENABLE_BINARY_FUNCTIONS
をTrueまたはYesに設定する必要があります。

構文

ENC_HEX(
value
)
以下の表に、このコマンドの引数を示します。
引数
必須/
オプション
説明
value
必須
バイナリデータ型。16進数でエンコードするデータ。

戻り値

16進数でエンコードされた文字列値。
NULL値を入力した場合は、NULLです。

WebSphere MQからメッセージを読み込み、そのデータをフラットファイルターゲットに書き込むとします。このとき、ターゲットデータの一部としてWebSphere MQメッセージIDを格納する必要があります。しかし、MsgIDフィールドはバイナリで、フラットファイルターゲットではバイナリデータはサポートされていません。この場合、PowerCenter統合サービスがデータをターゲットに書き込む前に、ENC_HEXを使用してMsgIDをエンコードします。