目次

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  1. はじめに
  2. トランスフォーメーション言語
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 変数
  6. 日付
  7. 関数
  8. カスタム関数の作成
  9. カスタム関数APIリファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

LAST

LAST

選択したポートの最後の行を返します。オプションとして、
PowerCenter統合サービス
が読み込む行を制限するフィルタを適用できます。 LASTの中にネストできる他の集計関数は1つだけです。

構文

LAST(
value
[,
filter_condition
] )
以下の表に、このコマンドの引数を示します。
引数
必須/
オプション
説明
value
必須
任意のデータ型(Binaryを除く)。最後の行を返したい値を渡します。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。
filter_condition
オプション
検索される行を制限します。フィルタ条件は数値であるか、TRUE、FALSE、またはNULLの値が求められなければなりません。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。

戻り値

ポートの最後の行。
関数に渡された値がすべてNULLである場合、または行が1つも選択されていない場合(たとえば、フィルタ条件の値がすべての行に対してFALSEまたはNULLであった場合)には、NULLです。
デフォルトでは、
PowerCenter統合サービス
は集計関数においてNULL値をNULLとして処理します。ポートまたはグループ全体のNULL値を渡すと、関数はNULLを返します。ただし、
PowerCenter統合サービス
を設定するときに、集計関数でのNULL値の扱い方を選択できます。集計関数においてNULL値を0として扱うか、またはNULLとして扱うかを指定できます。

次の式は、ITEMS_NAMEポート内で価格が$10.00を超える最後の行を返します。
LAST( ITEM_NAME, ITEM_PRICE > 10 )
ITEM_NAME
ITEM_PRICE
Flashlight
35.00
Navigation Compass
8.05
Regulator System
150.00
Flashlight
29.00
Depth/Pressure Gauge
88.00
Vest
31.00
RETURN VALUE:
Vest