目次

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  1. はじめに
  2. トランスフォーメーション言語
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 変数
  6. 日付
  7. 関数
  8. カスタム関数の作成
  9. カスタム関数APIリファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

TO_DATEおよびIS_DATE形式文字列

TO_DATEおよびIS_DATE形式文字列

TO_DATE関数は、指定した形式の文字列をDate/Time値に変換します。一般に、TO_DATEはフラットファイルからの文字列をDate/Time値に変換するために使用します。TO_DATE形式文字列は国際化されていないため、定義済みの形式で入力する必要があります。
TO_DATEとIS_DATEでは、同じ種類の形式文字列を使用します。
TO_DATE式を作成する場合、変換元の文字列の日付の各部分に対して形式文字列を使用します。ソース文字列の形式と形式文字列が一致している必要があります。日付の検証を行うために日付区切り文字を一致するようにする必要はありません。一致しない部分がある場合、
PowerCenter統合サービス
は文字列を変換せずに、その行をスキップします。 形式文字列を省略する場合は、変換元の文字列がセッションで指定された日付形式になっている必要があります。
IS_DATEは、値が正しい日付であるかどうかを検査する関数です。正しい日付とは、セッションで指定された日付形式の任意の文字列を意味します。テストする文字列が指定した日付形式ではない場合、「TO_DATE and IS_DATE Format Strings」テーブルに一覧表示された文字列の形式を使用します。文字列の形式が指定された形式に一致しない場合、または文字列が正しい日付を表していない場合、FALSE (0)を返します。文字列の形式が指定した文字列の形式と一致していて、正しい日付である場合、TRUE (1)を返します。IS_DATE形式文字列は国際化されていないため、下の表に示すいずれかの形式で入力する必要があります。
以下の表に、TO_DATEおよびIS_DATE関数で使用される形式文字列を一覧表示します。
TO_DATEおよびIS_DATE形式文字列
形式文字列
説明
AM, a.m., PM, p.m.
午前または午後。これらのいずれかの形式文字列を使用して、時刻が午前か午後かを指定します。AMとA.M.、PMとP.M.はそれぞれ同じ値を返します。
DAY
曜日の英語名(9文字まで)。例:Wednesday。DAY形式文字列は大文字と小文字を区別しません。
DD
日(1~31)。
DDD
1年における通算日(001~366)。366はうるう年の場合です。
DY
曜日の英語名の3文字の略称。例:Wed。DY形式文字列は大文字と小文字を区別しません。
HH, HH12
時(1~12)。
HH24
時(0~23)。ゼロは午前(深夜)12時を表します。
J
修正ユリウス日。MJD形式の文字列を日付値に変換します。元の文字列の時刻部分を無視し、すべての日付に00:00:00.000000000の時刻を割り当てます。たとえば、TO_DATE('2451544', 'J')の式は2451544をDec 31 1999 00:00:00.000000000に変換します。
MI
分(0~59)。
MM
月(1~12)。
MONTH
月の英語名(9文字まで)。例:August。大文字と小文字は区別されません。
MON
月の英語名の3文字の略称。例:Aug。大文字と小文字は区別されません。
MS
ミリ秒(0-999)
NS
ナノ秒(0-999999999)
RR
4桁の年(1998、2034など)。変換元の文字列が2桁の年を含む場合に使用します。TO_DATEで使用すると、2桁の年が4桁の年に変換されます。
  • 50-99の現在の年
    現在の年が50-99の間であり(たとえば1998年)、変換元の文字列に含まれる年の値が0-49の間であれば、
    PowerCenter統合サービス
    は次の世紀に変換元の文字列の2桁の年を足した値を返します。 変換元の文字列に含まれる年の値が50-99の間であれば、
    PowerCenter統合サービス
    は現在の世紀に指定された2桁の年を足した値を返します。
  • 0-49の現在の年。
    現在の年が0-49の間であり(たとえば 2003年)、変換元の文字列の年が0-49の場合、
    PowerCenter統合サービス
    は現在の世紀に変換元の文字列の2桁の年を足した値を返します。 変換元の文字列の年が50-99の間であれば、
    PowerCenter統合サービス
    は前の世紀に変換元の文字列の2桁の年を足した値を返します。
SS
秒(0~59)。
SSSSS
深夜0時からの通算秒。TO_DATE式でSSSSSを使用した場合、
PowerCenter統合サービス
は日付の時刻部分しか評価できません。
例えば、式TO_DATE( DATE_STR, ‘MM/DD/YYYY SSSSS’)は「12/31/1999 3783」を「12/31/1999 01:02:03」に変換します。
US
マイクロ秒(0-999999)
Y
PowerCenter統合サービス
が実行されているノード上での現在の年の下1桁を、文字列値で置き換えます。
YY
PowerCenter統合サービス
が実行されているノード上での現在の年の下2桁を、文字列値で置き換えます。
YYY
PowerCenter統合サービス
が実行されているノード上での現在の年の下3桁を、文字列値で置き換えます。
YYYY
年の全4桁。2桁の年を渡すときには、この形式文字列は使用しないでください。代わりに、RRまたはYY形式を使用します。