目次

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  1. はじめに
  2. トランスフォーメーション言語
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 変数
  6. 日付
  7. 関数
  8. カスタム関数の作成
  9. カスタム関数APIリファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

LEAD

LEAD

式トランスフォーメーションで現在の行の後にある行のオフセット番号である値を返します。この関数は、Hadoop環境のSparkエンジンでマッピングを実行するときに、現在の行の値を次の行の値と比較するために使用します。
先行値は一連のデータの現在の行の後に表示されます。
トランスフォーメーションでLEADを使用するときは、ウィンドウ化のトランスフォーメーションを構成する必要があります。ウィンドウ化プロパティは、データのパーティション化と順序付けの方法を定義します。

構文

LEAD (
column_name
,
offset
,
default
)
以下の表に、このコマンドの引数を示します。
引数
必須/
オプション
説明
column_name
必須
関数で操作する対象の列または式。
offset
必須
整数データ型。値の取得元である現在の行の後の行数。
default
オプション
オフセットがパーティションまたはテーブルの境界の外側にある場合に返されるデフォルト値。デフォルトはNULLです。

戻り値

指定された
column_name
のデータ型。
戻り値が指定されたパーティションの境界の外側にある場合は
default
default
が省略されている場合、またはNULLに設定されている場合は、NULL。

次の式は、従業員ごとに、次の従業員が採用された日付を返します。
LEAD ( HIRE_DATE, 1, NULL )
EMPLOYEE
HIRE_DATE
RETURN VALUE
Hynes
2012/12/07
2014/05/18
Williams
2014/05/18
2015/07/24
Pritchard
2015/07/24
2015/12/24
Snyder
2015/12/24
2016/11/15
Troy
2016/11/15
2017/08/10
Randolph
2017/08/10
NULL
最後の行の先行値はないため、関数はデフォルト値であるNULLを返しました。
次の式は、2つの暦年の第1四半期から第3四半期までの販売ノルマの値の差を返します。
LEAD ( Sales_Quota, 2, 0 ) - Sales_Quota
データを年でパーティション化し、四半期で順序付けします。
YEAR
QUARTER
SALES_QUOTA
QUOTA_DIFF
2016
1
300
7700
2016
2
7000
0
2016
3
8000
0
2017
1
5000
4000
2017
2
400
0
2017
3
9000
0
第2四半期と第3四半期の行の先行値は指定されたパーティションの外側にあるため、関数は値「0」を返しました。