目次

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  1. はじめに
  2. トランスフォーメーション言語
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 変数
  6. 日付
  7. 関数
  8. カスタム関数の作成
  9. カスタム関数APIリファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

ABORT

ABORT

セッションを停止して、セッションログファイルに指定のエラーメッセージを出力します。
PowerCenter統合サービス
がABORT関数に遭遇した場合、その行のデータのトランスフォーメーションを強制終了します。 PowerCenter Serverは、セッションに対して定義されたソースまたはターゲットベースのコミット間隔およびバッファブロックサイズに基づいて、セッションが強制終了される前に読み込まれた行を処理し、ロードします。
PowerCenter統合サービス
は、強制終了された行までのデータをターゲットに書き込んでから、すべての未コミットデータを最後のコミット時点にロールバックします。 ロールバック後にセッションで回復処理を実行できます。
データを検査するには、ABORTを使用します。一般にABORTは、IIFまたはDECODE関数内で、セッションを強制終了する規則を設定するために使用されます。
入力ポートおよび出力ポートのデフォルト値に、ABORT関数を使用します。入力ポートについてABORT関数を使用することにより、NULL値をトランスフォーメーションに渡さないようにすることができます。また、ABORT関数を用いて、式内でのERROR関数の呼び出しを含め、あらゆる種類のトランスフォーメーションエラーに対処することができます。デフォルト値により、式内のERROR関数がオーバーライドされます。エラーの発生時に必ずセッションが停止するようにしたければ、デフォルト値としてABORTを設定します。
未接続ポートに関する式の中でABORTを使用すると、
PowerCenter統合サービス
はABORT関数を実行しません。
PowerCenter統合サービス
は、Workflow Managerから発行したABORT関数とAbortコマンドをそれぞれ異なる方法で処理します。

構文

ABORT(
string
)
以下の表に、このコマンドの引数を示します。
引数
必須/
オプション
説明
文字列
必須
文字列。セッションの停止時にセッションログファイルに表示させたいメッセージを指定します。文字列の長さに制限はありません。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。

戻り値

NULL。