目次

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  1. はじめに
  2. トランスフォーメーション言語
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 変数
  6. 日付
  7. 関数
  8. カスタム関数の作成
  9. カスタム関数APIリファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

トランスフォーメーション言語リファレンス

次の例は、現在の月の販売額を計算するマッピングを変更する式です。マッピングでは1人の従業員の販売額がロードされます。
この式では、Alexのレコードを更新対象にフラグを設定し、その他はすべて拒否対象に設定しています。
IIF( EMPLOYEENAME = 'Alex', DD_UPDATE, DD_REJECT )
この式では、数値リテラルを使っても同じ結果が得られます。Alexの販売額だけが更新対象(1)となり、その他の販売額レコードはすべて拒否対象(3)となります。
IIF( EMPLOYEENAME = 'Alex', 1, 3 )
数値リテラルを使った式よりも定数を使った式の方が読みやすくなります。
次の更新方式の式では、SYSDATEを使用し、過去2日間に出荷された注文だけを検索して挿入フラグを設定しています。DATE_DIFFを使用することにより、この式はシステム日付からDATE_SHIPPEDを減算して、2つの日付の差を返します。DATE_DIFFはDouble値を返すため、式ではTRUNCを使って差を切り詰めています。その後で、結果を整数リテラル2と比較します。結果が2より大きい場合は、レコードに拒否フラグを設定します。結果が2以下の場合、レコードに更新フラグを設定します。それ以外の場合、拒否フラグを設定します。
IIF( TRUNC( DATE_DIFF( SYSDATE, ORDERS_DATE_SHIPPED, 'DD' ), 0 ) > 2, DD_REJECT, DD_UPDATE )