次の例は、販売員ごとの毎月の販売額を計算するマッピングを、1人の販売員の販売額だけを調べられるように変更する式です。
次の更新方式の式では、従業員の販売額を挿入対象に設定し、その他はすべて拒否対象に設定しています。
IIF( EMPLOYEENAME = 'Alex', DD_INSERT, DD_REJECT )
この更新方式の式では、数値リテラルを使っても同じ結果が得られます。
IIF( EMPLOYEENAME = 'Alex', 0, 3 )
数値リテラルを使った式よりも定数を使った式の方が読みやすくなります。
次の更新方式の式では、SESSSTARTTIMEを使用し、過去2日間に出荷された注文だけを検索して挿入フラグを設定しています。DATE_DIFFを使用することにより、この式はシステム日付からDATE_SHIPPEDを減算して、2つの日付の差を返します。DATE_DIFFはDouble値を返すため、式ではTRUNCを使って差を切り詰めています。その後で、結果を整数リテラル2と比較します。結果が2より大きい場合は、レコードに拒否フラグを設定します。結果が2以下の場合は、挿入フラグを設定します。
IIF( TRUNC( DATE_DIFF( SESSSTARTTIME, ORDERS_DATE_SHIPPED, 'DD' ), 0 ) > 2,DD_REJECT, DD_INSERT )