目次

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  1. はじめに
  2. Informatica Big Data Managementの概要
  3. マッピング
  4. ソース
  5. ターゲット
  6. トランスフォーメーション
  7. クラスタワークフロー
  8. プロファイル
  9. 監視
  10. 階層データ処理
  11. 階層データ処理設定
  12. スキーマが変更された階層データの処理
  13. インテリジェント構造モデル
  14. ステートフルコンピューティング
  15. 接続
  16. データ型リファレンス
  17. 関数リファレンス

ユーザーガイド

ユーザーガイド

フレーム

フレーム

フレームは、現在の行に対する相対的な位置に基づいて、現在の入力行の計算に含まれる行を決定します。
LEADまたはLAGの代わりに集計関数を使用する場合は、ウィンドウフレームを指定する必要があります。LEADとLAGは、個々の行を参照し、フレーム仕様を無視します。
開始オフセットと終了オフセットは、現在の入力行の前後に表示される行の数を表します。オフセット「0」は、現在の入力行を表します。例えば開始オフセットが-3で終了オフセットが0の場合は、現在の入力行と現在の行より前の3つの行を含むフレームを表します。
次の図は、開始オフセットが-1で終了オフセットが1のフレームを示しています。
テーブルには5つの行があります。中央の行は現在の入力行です。フレームには現在の行より前の1行と、現在の行より後の1行が含まれます。
すべての入力行に対して、関数はフレーム内の行に対して集計操作を実行します。前述のフレームに対してSUMのような集計式を構成する場合、式はフレーム内の値の合計を計算し、入力行に対して値6000を返します。
現在の入力行を含まないフレームを指定することもできます。例えば開始オフセットが10で終了オフセットが15の場合は、現在の入力行より後の10番目の行から15番目の行までの合計6行が含まれるフレームを表します。
開始オフセットは、終了オフセット以下でなければなりません。
[先行のすべての行]
および
[後続のすべての行]
というオフセットは、パーティションの最初の行とパーティションの最後の行を表します。例えば、開始オフセットが[先行のすべての行]で終了オフセットが-1の場合、フレームには現在の行より前の1行と、それより前のすべての行が含まれます。
次の図は、開始オフセットが-0で終了オフセットが[後続のすべての行]のフレームを示しています。
フレームには、現在の入力行と現在の入力行より後にあるすべての行が含まれます。