目次

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  1. はじめに
  2. Informatica Big Data Managementの概要
  3. マッピング
  4. ソース
  5. ターゲット
  6. トランスフォーメーション
  7. クラスタワークフロー
  8. プロファイル
  9. 監視
  10. 階層データ処理
  11. 階層データ処理設定
  12. スキーマが変更された階層データの処理
  13. インテリジェント構造モデル
  14. ステートフルコンピューティング
  15. 接続
  16. データ型リファレンス
  17. 関数リファレンス

ユーザーガイド

ユーザーガイド

パーティションキーおよびオーダーキー

パーティションキーおよびオーダーキー

パーティションキーとオーダーキーを構成して、行のグループを形成し、各パーティション内で行の順序またはシーケンスを定義します。
次のキーを使用して、ウィンドウ内の行のグループ化と順序の指定を行います。
パーティションキー
すべての入力にわたって計算を実行するのではなく、パーティションの境界を定義するようにパーティションキーを構成します。ウィンドウ関数は、現在の行と同じパーティション内に入る行にわたて動作します。
パーティションキーは、値またはパラメータによって指定できます。ポート名を使用するには、
[値]
を選択します。ソートキーリストパラメータを使用するには、
[パラメータ]
を選択します。ソート基準となるポートのリストを含んだソートキーリストパラメータを作成します。パーティションキーを指定しない場合は、すべてのデータが同じパーティションに含まれます。
オーダーキー
オーダーキーを使用して、パーティション内の行の順序を決定します。オーダーキーは、パーティション内の特定の行の位置を定義します。
オーダーキーは、値またはパラメータによって指定できます。ポート名を使用するには、
[値]
を選択します。ソートキーリストパラメータを使用するには、
[パラメータ]
を選択します。ソート基準となるポートのリストを含んだソートキーリストパラメータを作成します。また、データを昇順または降順に並べ替えることを選択する必要もあります。オーダーキーを指定しない場合、パーティション内の行は特定の順序で配置されません。

あなたはコーヒーと紅茶の店のオーナーです。売り上げが1番目と2番目のコーヒーと紅茶を計算したいと考えています。
以下の表に、製品、対応する製品カテゴリ、および各製品の収益を示しています。
Product
Category
Revenue
Espresso
Coffee
600
Black
Tea
550
Cappuccino
Coffee
500
Americano
Coffee
600
Oolong
Tea
250
Macchiato
Coffee
300
Green
Tea
450
White
Tea
650
カテゴリ別にデータを分割し、収益の降順でデータを並べます。
以下の図に、[ウィンドウ化]タブで設定するプロパティを示します。
オーダーキーは収益の昇順です。パーティションキーはカテゴリです。
以下の表は、カテゴリに従って2つのパーティションにグループ化されたデータを示しています。各パーティション内では、収益は降順に編成されます。
Product
Category
Revenue
Espresso
Coffee
600
Americano
Coffee
600
Cappuccino
Coffee
500
Macchiato
Coffee
300
White
Tea
650
Black
Tea
550
Green
Tea
450
Oolong
Tea
250
パーティション化仕様と順序付け仕様に基づいて、売り上げのよいコーヒー2つはエスプレッソとアメリカーノ、売り上げのよいお茶の2つは白茶と紅茶であると判断しました。