目次

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  1. はじめに
  2. Informatica Big Data Managementの概要
  3. マッピング
  4. ソース
  5. ターゲット
  6. トランスフォーメーション
  7. クラスタワークフロー
  8. プロファイル
  9. 監視
  10. 階層データ処理
  11. 階層データ処理設定
  12. スキーマが変更された階層データの処理
  13. インテリジェント構造モデル
  14. ステートフルコンピューティング
  15. 接続
  16. データ型リファレンス
  17. 関数リファレンス

ユーザーガイド

ユーザーガイド

リレーショナルデータまたは階層データのネストされた構造データへの変換

リレーショナルデータまたは階層データのネストされた構造データへの変換

2つのトランスフォーメーション内の1つまたは複数のカラム内のリレーショナルデータまたは階層データは、ネストされた構造データに変換できます。Developer toolで
[ネストされた複合ポートの作成]
ウィザードを使用し、変換を実行します。
このウィザードによって、2つのテーブルからのリレーショナルデータは、ネストされたデータ型定義を持つ構造データに変換されます。
例えば、リレーショナルテーブルに、従業員の銀行口座の詳細が格納されているとします。もう1つのテーブルに、銀行の詳細が格納されています。この2つのテーブル内のデータを、支払いシステムが処理できる1つの階層形式に変換するマッピングを作成します。2つのトランスフォーメーション内のポートを選択し、[ネストされた複合ポートの作成]ウィザードを使用します。このウィザードによって、各銀行用の配列要素が格納された構造データが生成されます。この配列には、従業員の銀行口座の詳細用の構造要素が格納されます。
リレーショナル入力
Emp_Detailsテーブルに、従業員ID、名前、住所、銀行ID、銀行口座番号の各カラムが格納されています。
Bank_Detailsテーブルに、銀行ID、銀行名、SWIFTコードの各カラムが格納されています。
構造出力
banks{ bank_swift:integer [bank_name{account_number:integer,employee_id:integer,name:string,address:string] }
このウィザードは、次のタスクを実行します。
  • 親テーブルと子テーブルからのソースデータを結合キーに基づいて結合するためのジョイナトランスフォーメーションを追加します。
    親複合データ型定義のポートを含むトランスフォーメーションが、親トランスフォーメーションであり、もう一方のトランスフォーメーションが、子トランスフォーメーションです。
  • 子複合データ型定義を作成し、子構造ポートを含む式トランスフォーメーションを追加します。
    構造ポート内の式は、子複合データ型定義に基づいて、構造を生成します。
  • 配列ポートを含むアグリゲータトランスフォーメーションを追加します。
    配列ポート内の式は、子構造を配列要素として持つ配列を生成し、ポートごとのグループに基づいて、構造値をグループ化します。
  • 親複合データ型定義を作成し、ネストされた複合ポートを含む式トランスフォーメーションを追加します。
    ネストされた複合ポート内の式は、構造の配列を配列要素の1つとして持つ構造を生成します。