目次

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  1. はじめに
  2. Informatica Data Engineering Integrationについて
  3. マッピング
  4. マッピングの最適化
  5. ソース
  6. ターゲット
  7. トランスフォーメーション
  8. Pythonトランスフォーメーション
  9. クラスタワークフロー
  10. プロファイル
  11. 監視
  12. 階層データ処理
  13. 階層データ処理設定
  14. スキーマが変更された階層データの処理
  15. ブロックチェーン
  16. インテリジェント構造モデル
  17. ステートフルコンピューティング
  18. 接続
  19. データ型リファレンス
  20. 関数リファレンス

ユーザーガイド

ユーザーガイド

JDBC接続のプロパティ

JDBC接続のプロパティ

JDBC接続を使用してデータベースのテーブルにアクセスすることができます。JDBC接続は、Administratorツール、Developerツール、またはAnalystツールで作成および管理できます。
接続プロパティの順序は、表示するツールによって異なる場合があります。
以下の表に、JDBC接続のプロパティを示します。
プロパティ
説明
データベースタイプ
データベースのタイプ。
名前
接続の名前。この名前では、大文字と小文字が区別されず、ドメイン内で一意にする必要があります。名前は128文字以内で指定し、空白および以下の特殊文字は使用できません。
~ ` ! $ % ^ & * ( ) - + = { [ } ] | \ : ; " ' < , > . ? /
ID
データ統合サービスが接続の識別に使用する文字列。IDでは大文字と小文字が区別されません。255文字以下で、ドメイン内で一意である必要があります。このプロパティは、接続を作成してから変更できません。デフォルト値は接続名です。
説明
接続の説明。説明は、765文字を超えることはできません。
ユーザー名
データベースユーザー名。
パスワード
データベースユーザー名のパスワード。
JDBCドライバクラス名
JDBCドライバクラスの名前。
以下の表に、該当するデータベースタイプに入力できる、ドライバクラス名を示します。
  • Oracle用DataDirect JDBCドライバクラス名:
    com.informatica.jdbc.oracle.OracleDriver
  • IBM DB2用DataDirect JDBCドライバクラス名:
    com.informatica.jdbc.db2.DB2Driver
  • Microsoft SQL Server用DataDirect JDBCドライバクラス名:
    com.informatica.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver
  • Sybase ASE用DataDirect JDBCドライバクラス名:
    com.informatica.jdbc.sybase.SybaseDriver
  • Informix用DataDirect JDBCドライバクラス名:
    com.informatica.jdbc.informix.InformixDriver
  • MySQL用DataDirect JDBCドライバクラス名:
    com.informatica.jdbc.mysql.MySQLDriver
  • Databricks Delta Lake用JDBCドライバ: Databricksからダウンロードしたドライバの名前。ドライバの詳細については、『
    Data Engineering Integrationガイド
    』の「Databricksの統合を開始する前に」の章でストレージアクセスの設定に関するトピックを参照してください。
特定のデータベースで使用するドライバクラスの詳細については、ベンダ提供のドキュメントを参照してください。
接続文字列
データベースへの接続に使用する接続文字列。以下の接続文字列を使用します。
jdbc:<subprotocol>:<subname>
特定のドライバで使用する接続文字列の詳細については、ベンダ提供のマニュアルを参照してください。
環境SQL
オプション。データベースに接続するとき、SQLコマンドを入力してデータベースの環境設定を行います。データ統合サービスは、データベースに接続するたびに、接続環境SQLを実行します。
Sqoopを有効にすると、Sqoopはこのプロパティを無視します。
トランザクションSQL
オプション。データベースに接続するとき、SQLコマンドを入力してデータベースの環境設定を行います。データ統合サービスにより、トランザクション環境SQLが各トランザクションの開始時に実行されます。
Sqoopを有効にすると、Sqoopはこのプロパティを無視します。
SQL識別子文字
データベースが、SQLクエリで区切り識別子を囲むのに使用する文字のタイプ。使用できる文字は、データベースタイプによって異なります。
データベースで通常識別子が使用される場合、[なし]を選択します。データ統合サービスでSQLクエリが生成される際、識別子の周りに区切り文字は配置されません。
データベースで区切り識別子が使用される場合、文字を選択します。データ統合サービスでSQLクエリが生成される際、区切り識別子はこの文字で囲まれます。
Sqoopを有効にすると、Sqoopはこのプロパティを無視します。
大文字と小文字が混在する識別子をサポート
データベースで大文字と小文字を区別する識別子が使用される場合、有効にします。有効にした場合、データ統合サービスは、すべての識別子を
[SQL識別子文字]
プロパティに対して選択された文字で囲みます。
[SQL識別子文字]
プロパティが[なし]に設定されている場合、
[大文字と小文字が混在する識別子をサポート]
プロパティは無効になっています。
Sqoopを有効にする場合、ターゲットをランタイムに作成または置換するDDLスクリプトを生成して実行すると、Sqoopはこのプロパティを受け入れます。他のすべてのシナリオでは、Sqoopはこのプロパティを無視します。
Sqoopコネクタを使用
JDBC接続を使用するデータオブジェクトのSqoop接続を可能にします。データ統合サービスは、Sqoopを使用してHadoopランタイム環境でマッピングを実行します。
JDBC準拠のデータベースに基づくリレーショナルデータオブジェクト、カスタマイズされたデータオブジェクト、および論理データオブジェクトにSqoop接続を設定できます。
Sqoop接続を有効にするには
[Sqoop v1.x]
を選択します。
デフォルトは
[なし]
です。
Sqoop引数
Sqoopがデータベースに接続するために使用する必要のある引数を入力します。引数が複数の場合はスペースで区切ります。
Sqoop用のTeradata Connector for Hadoop(TDCH)専用コネクタを使用してBlazeエンジンでマッピングを実行するには、Sqoop引数でTDCH接続ファクトリクラスを定義する必要があります。接続ファクトリクラスは、使用するTDCH Sqoopコネクタによって異なります。
  • Cloudera Connector Powered by Teradataを使用するには、次のSqoop引数を設定します。
    -Dsqoop.connection.factories=com.cloudera.connector.teradata.TeradataManagerFactory
  • Hortonworks Connector for Teradata(Teradata Connector for Hadoop提供)を使用するには、次のSqoop引数を設定します。
    -Dsqoop.connection.factories=org.apache.sqoop.teradata.TeradataManagerFactory
Sparkエンジンでマッピングを実行するために、Sqoop引数でTDCH接続ファクトリクラスを定義する必要はありません。デフォルトでは、データ統合サービスはCloudera Connector Powered by TeradataとHortonworks Connector for Teradata(Teradata Connector for Hadoop提供)を呼び出します。
専用のClouderaコネクタやHortonworksコネクタではなく、汎用のJDBCコネクタを使用してマッピングを実行するには、JDBC接続で--driverおよび--connection-managerのSqoop引数を定義する必要があります。マッピングの読み取りまたは書き込みのトランスフォーメーションで--driver引数および--connection-manager引数を定義すると、Sqoopは引数を無視します。
Sqoop引数が入力されなかった場合、データ統合サービスは、JDBC接続プロパティに基づいて、Sqoopコマンドを作成します。