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  1. はじめに
  2. タスクフローとリニアタスクフロー
  3. タスクフロー
  4. リニアタスクフロー

タスクフロー

タスクフロー

詳細プロパティ

詳細プロパティ

同時実行を無効にするようにタスクフローを設定できます。また、タスクフローレベルで障害が発生したら一時停止するようにタスクフローを設定し、一時停止時には指定した受信者に電子メール通知を送信することもできます。
タスクフローには、次の詳細プロパティを定義できます。
プロパティ
説明
同時実行の無効化
タスクフローの同時実行を無効にします。
このオプションを選択すると、タスクフローは、別のインスタンスがまだ実行中の場合に新しいインスタンスを作成しません。
前のインスタンスが完了する前にタスクフローを実行すると、要求は失敗します。
このオプションは、サブタスクフローステップでタスクフローを使用する場合は適用されません。
フォールト時に一時停止
タスクフローレベルでフォールトが発生した場合、タスクフローを一時停止します。
[フォールト時に一時停止]
プロパティは、データタスクステップで定義する次のプロパティよりも優先されます。
  • [タスクフローを完了時に終了 - このタスクが失敗した場合]
  • [タスクフローを完了時に終了 - このタスクが実行されない場合]
一時停止時に電子メールを送信
フォールトの発生でタスクフローが一時停止すると、電子メール通知を送信します。
[一時停止時に電子メールを送信]
オプションを選択すると、
[電子メールの宛先]
[電子メールのCC]
[電子メールの件名]
[電子メールの本文]
の各フィールドが使用可能になります。
電子メールの宛先
電子メール通知の主な受信者を定義します。有効な受信者の電子メールアドレスを1つ以上入力します。有効な電子メールアドレスを含むフィールドを追加することもできます。カンマ(,)またはセミコロン(;)を使用して電子メールアドレスおよびフィールドを区切ります。
一時停止時に電子メール通知を送信するようにタスクフローを設定した場合は必須です。
電子メールのCC
電子メール通知のコピーを受信する必要がある受信者を定義します。有効な受信者の電子メールアドレスを1つ以上入力します。カンマ(,)またはセミコロン(;)を使用して電子メールアドレスを区切ります。
電子メールの件名
電子メールについて紹介する、短く説明的な件名を入力します。
電子メールの本文
電子メールで送信するコンテンツを定義します。
[コンテンツの編集]
をクリックしてリッチテキストエディタを開き、太字、斜体、下線、箇条書き、インデント、フォントなどの書式設定オプションを使用します。表やリンクも挿入できます。

同時実行の無効化のシナリオ

タスクフローについて
[同時実行の無効化]
オプションを有効にする場合は、次のシナリオを考慮してください。
  • 前のタスクフローインスタンスが一時停止状態の場合、タスクフローを再度実行しても、
    データ統合
    ではタスクフローインスタンスが実行されません。
  • タスクフローインスタンスが実行中の場合は、
    データ統合
    [マイジョブ]
    ページにある
    [ここから実行します]
    オプション、およびMonitorの
    [すべてのジョブ]
    [実行中のジョブ]
    ページを使用して、正常に実行されたステップから以前のタスクフローインスタンスを実行できます。
  • 親タスクフローとサブタスクフローは独立して実行されます。例えば、サブタスクフローを含むタスクフローがあり、どちらのタスクフローでも
    [同時実行の無効化]
    オプションが有効になっているとします。親タスクフローを実行すると、子タスクフローがサブタスクとして実行されます。タスクフローまたはサブタスクフローを独立して実行すると、初めて問題なく実行されます。ただし、前のインスタンスがまだ実行されている間に同じタスクフローまたはサブタスクフローを再度実行すると、エラーが発生します。
  • エンドポイントを使用してタスクフローを実行するときに、タスクフローの前のインスタンスがまだ実行されていると、エラーが発生します。ただし、同じタスクフローをタスクフローデザイナから、
    またはAPI
    として何度か実行すると、成功メッセージが表示されます。これは、タスクフローを実行すると、
    データ統合
    が要求を受け取り、すぐに
    200 OK
    という応答を送信するためです。
    データ統合
    は、後でタスクフロー実行要求を処理します。これはユーザーエクスペリエンスの向上になります。タスクフローは、その複雑さによっては実行に時間がかかる場合があるためです。
  • [次を使用して実行]
    オプションをクリックしてタスクフローを実行するとき、および
    [すべて実行]
    をクリックして複数の入力を使用してタスクフローを実行するとき、一貫性のない動作が見られる場合があります。
    例えば、タスクフローの入力が3つあり、3つのすべての入力を使用してタスクフローを実行するとします。これらの3つの要求はすべて一度にトリガされます。したがって、タスクフローは、1つの入力で実行される場合や、2つの入力で実行される場合があります。
    これは、複数のタスクフロー入力を伴うタスクフローを実行する場合、複数の要求が一度にトリガされるためです。
    データ統合
    は、実行中の既存のインスタンスがあるかどうかを確認します。各要求は最初の要求と見なされ、タスクフローの実行が試行されます。