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目次

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  1. はじめに
  2. タスクフローとリニアタスクフロー
  3. タスクフロー
  4. リニアタスクフロー

タスクフロー

タスクフロー

取り込みタスクステップ

取り込みタスクステップ

ファイル取り込みとレプリケーション
をタスクフローの調整に利用するには、取り込みタスクステップを使用します。取り込みタスクステップでは、既存の
ファイル取り込みとレプリケーション
タスクを選択することができます。
ファイルリスナコンポーネントをソースとして使用している
ファイル取り込みとレプリケーション
タスクを選択することはできません。
ファイルを中間位置に移動した後で、ファイルをターゲットに転送する前にデータ統合操作を実行することをお勧めします。この場合、取り込みタスクステップをデータタスクステップと組み合わせて使用できます。
例えば、取り込みタスクステップを使用してソースの場所から多数のファイルを読み取り、それらを中間位置に書き込むことができます。次に、データタスクステップを使用してファイルに対してデータ統合操作を実行し、別の取り込みタスクステップを使用して更新済みファイルを最終的なターゲットの場所に書き込むことができます。
次の節では、取り込みタスクステップのプロパティについて説明します。

全般プロパティ

全般プロパティで、取り込みタスクステップにわかりやすい名前を指定できます。
名前には、英数字、アンダースコア(_)、スペース、およびUnicode文字のみを含めることができます。名前に中括弧{}、全角の下線(_)、およびハイフン(-)を含めることはできません。

取り込みタスクステップのプロパティ

取り込みタスクステップのプロパティで、タスクフローに追加する
ファイル取り込みとレプリケーション
タスクを選択することができます。
ファイル取り込みとレプリケーション
タスクを選択すると、
ファイル取り込みとレプリケーション
タスクの説明と出力フィールドが表示されます。
[出力フィールド]
セクションには、次のフィールドが表示されます。
プロパティ
説明
成功ファイル
ターゲットに正常に転送されたファイルの数。
エラーファイル
ターゲットに転送されなかったファイルの数。
ファイルの詳細
作成、更新、および削除されたファイルのリストやファイル数など、ファイル転送の詳細を返すオブジェクトのリスト。
[fileDetails]
フィールドには、処理された合計ファイル数が1,500を超えている場合でも、最大で1,500件のレコードが表示されます。

入力フィールド

入力フィールドを追加して、次のような
ファイル取り込みとレプリケーション
タスクのプロパティをオーバーライドすることができます。
  • 全般プロパティ。
    • [最大ファイル制限]
      [出力フィールド]
      セクションの
      [fileDetails]
      フィールドに表示するレコードの最大数。取り込みタスクステップで
      ファイル取り込みとレプリケーション
      タスクを選択すると、デフォルトで
      [最大ファイル制限]
      フィールドが追加されます。指定可能な最大数値は1500です。デフォルトは
      0
      です。
    • ランタイム環境
      。タスクの実行に使用されるSecure Agentを含むランタイム環境。
    • ソース接続
      ファイル取り込みとレプリケーション
      タスクがソースからの読み取りに使用する接続。
    • ターゲット接続
      ファイル取り込みとレプリケーション
      タスクがターゲットへの書き込みに使用する接続。
  • ソースのプロパティ。
    • バッチサイズ
      ファイル取り込みとレプリケーション
      タスクが1回のバッチで転送できるファイル数。
    • ファイルパターン
      。転送するファイルの選択に使用されるファイル名パターン。
    • フォルダパス
      。ファイルの転送元のフォルダパス。デフォルト値は接続で指定されたフォルダパスです。
    • ソースディレクトリ
      。ファイルの転送元のディレクトリ。デフォルト値は接続で指定されたソースディレクトリです。
  • ターゲットプロパティ。
    • フォルダパス
      。ファイルの転送先のフォルダパス。デフォルト値は接続で指定されたフォルダパスです。
    • ターゲットディレクトリ
      。ファイルの転送先のディレクトリ。デフォルト値は接続で指定されたターゲットディレクトリです。

イベント

取り込みタスクにタイマを追加するには、
[イベント]
プロパティを設定します。
タイマイベントを使用して、スケジュールに基づいてアクションを実行します。アクションは、特定の時刻または間隔の後のいずれかになります。
取り込みタスクステップにタイマを追加すると、新しい分岐が表示されます。この分岐にイベントを追加し、特定の
[時間]
または間隔
[以降]
に実行するかどうかを指定します。
次の図では、タイマ分岐のイベントは決定ステップ(決定1)で、メインの取り込みタスク(取り込みタスク1)開始の5分後に発生します。
この画像は、メインの取り込みタスクが開始されてから5分後に発生する決定ステップを示しています。
  1. メイン分岐
  2. タイマ分岐
この例では、タイマ分岐は取り込みタスク1が開始されてから5分後に実行されます。取り込みタスク1が決定1の前に終了する場合、タイマ分岐は実行されません。
メインの取り込みタスクをタイマで中断する場合は、
[中断]
オプションを選択できます。
次の図は、メインの取り込みタスクが開始されてから5分後に発生する中断タイマ設定を示しています。
この図は、メインの取り込みタスクが開始されてから5分後に発生するように設定されている中断タイマを示しています。
  1. メイン分岐
  2. タイマ分岐
この例では、取り込みタスク2が5分後に実行され、取り込みタスク1が中断されます。タスクフローでは、取り込みタスク2のみが実行されて終了します。このタスクフローインスタンスでは、取り込みタスク1の出力はありません。タスクフローのジョブの詳細ページには、取り込みタスク1の出力フィールドが表示されません。
取り込みタスク1がタイマより前に終了した場合、タスクフローは取り込みタスク1のみを実行して終了します。
中断タイマのタイマ分岐の終了ステップを削除すると、タイマ分岐はメイン分岐に再び参加します。
次の図は、終了ステップが削除された中断タイマ分岐を示しています。
この図は、終了ステップが削除された中断タイマ分岐を示しています。
  1. メイン分岐
  2. タイマ分岐
この例では、取り込みタスク2が5分後に実行され、取り込みタスク1が中断されます。タイマ分岐は、メイン分岐に再び参加します。タスクフローでは、取り込みタスク2、決定ステップ、並列パスステップが実行されて終了します。
取り込みタスク1がタイマより前に終了した場合、タスクフローでは、取り込みタスク1、決定ステップ、並列パスステップが実行されて終了します。

エラー処理のプロパティ

[エラー処理]
タブを使用すると、取り込みタスクステップがエラーを検出したときにタスクフローがどのように動作するかを指定できます。
ファイル取り込みとレプリケーション
タスクを選択した後に、
[エラー発生時]
プロパティを設定することができます。
[エラー発生時]
プロパティにより、取り込みタスクステップでエラーが発生した場合にタスクフローがたどるパスを定義します。取り込みタスクステップが失敗するとエラーが発生します。次のオプションから選択できます。
  • [無視]
    を選択してエラーを無視し、次の手順に進みます。
  • エラーが発生したときにタスクフローを中断状態に移行させるには、
    [タスクフローの中断]
    を選択します。
    [すべてのジョブ]
    [実行中のジョブ]
    、または
    [マイジョブ]
    ページからタスクフローインスタンスを再開できます。タスクフローは、中断されたステップから再開します。エラーの理由が分かる場合は、問題を修正してからタスクフローを再開してください。
  • 任意の方法でエラーを処理するには、
    [カスタムエラー処理]
    を選択します。
    [カスタムエラー処理]
    を選択すると、2つの分岐が表示されます。最初の分岐は、エラーが発生しない場合にタスクフローがたどるパスです。2番目の分岐は、エラーが発生した場合にタスクフローがたどるカスタムパスです。
    次の図は、取り込みタスクステップによるカスタムエラー処理パスを示しています。
    この図は、取り込みタスクステップのカスタムエラー処理パスを示しています。
デフォルト値は
[タスクフローの一時停止]
です。