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  1. はじめに
  2. タスクフローとリニアタスクフロー
  3. タスクフロー
  4. リニアタスクフロー

タスクフロー

タスクフロー

スローステップ

スローステップ

スローステップを使用して、フォールトをキャッチし、フォールトの詳細を返し、タスクフローの実行を停止し、タスクフローのステータスを[失敗]に設定します。
スローステップは次のケースに使用できます。
タスクフロー内でフォールトをキャッチする
スローステップをタスクフローのメインパスに追加することで、タスクフロー内でフォールトをキャッチし、フォールトの詳細を返すことができます。スローステップは中断ステップであるため、スローステップの後にステップを追加することはできません。フォールトが発生すると、スローステップはタスクフローの実行を停止し、タスクフローのステータスを[失敗]に設定します。
例えば、次のサンプルタスクフローについて考えてみます。
図は、開始ステップ、通知タスクステップ、スローステップがあるサンプルタスクフローを示しています。
通知タスクステップ時にフォールトが発生すると、スローステップが実行されます。スローステップはタスクフローの実行を停止し、タスクフローのステータスを[失敗]に設定します。
タスクフローの特定のステップに対し境界イベントとして機能させる
タスクフローステップに対してカスタムエラー処理を有効にすると、エラー処理パス内でスローステップを使用して、ステップへの境界イベントとして機能させることができます。境界イベントは、境界イベントが定義されたステップのスコープ内で生じたエラーをキャッチするイベントです。
スローステップはカスタムエラー処理をサポートしているため、次のステップのエラー処理パスに追加できます。
  • データタスク
  • コマンドタスク
  • File Watchタスク
  • 取り込みタスク
サブタスクフローステップでフォールトをキャッチするように設定してある場合は、スローステップをサブタスクフローステップのエラー処理パスに追加することもできます。サブタスクフローステップ内にあるタスクフローが失敗すると、親タスクフローも失敗します。Monitorで親タスクフローの実行の詳細を表示する場合は、サブタスクフローステップに関連付けられたスローステップをクリックして、サブタスクフローが失敗した理由を確認できます。
スローステップをエラー処理パスに追加すると、エラー処理パスがタスクフローのメインパスから分岐します。フォールトが発生すると、タスクフローは、エラー処理用に定義したパスに進みます。例えば、エラーパス内に通知タスクステップを追加して電子メール通知を送信し、続いてスローステップでフォールトをキャッチし、タスクフローの実行を停止することができます。
スローステップは中断ステップであるため、エラー処理パス内でスローステップの後にステップを追加することはできません。フォールトが発生すると、スローステップはタスクフローの実行を停止し、タスクフローのステータスを[失敗]に設定します。スローステップに関連付けられたステップ後に存在する、タスクフローのメインパス内の後続ステップは実行されません。
例えば、次のサンプルタスクフローについて考えてみます。
図は、サブタスクフローステップ、データタスクステップ、終了ステップがあるサンプルタスクフローを示しています。サブタスクフローステップは、フォールトをキャッチするように設定されています。フォールト処理パスには、通知タスクステップとスローステップがあります。
サブタスクフローステップは、フォールトをキャッチするように設定されています。フォールトが発生すると、通知タスクステップで設定されているとおりに電子メール通知が送信されます。その後、スローステップはタスクフローの実行を停止し、サブタスクフローが失敗した理由を示すフォールトの詳細を返し、タスクフローのステータスを[失敗]に設定します。データタスクステップは実行されません。