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  1. はじめに
  2. タスクフローとリニアタスクフロー
  3. タスクフロー
  4. リニアタスクフロー

タスクフロー

タスクフロー

toChar (Numbers)

toChar (Numbers)

数値をテキスト文字列に変換します。

構文

sff:toChar(xs:double(val))
関数を追加した後に、構文にフレーズ(xs:double)を手動で追加する必要があります。フレーズを追加しない場合、タスクフローは失敗します。
次の表に、引数を示します。
引数
必須/オプション
説明
val
必須
文字列への変換を行う数値。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。
toCharは、次のように倍精度浮動小数点数をテキスト文字列に変換します。
  • 16桁までの倍精度浮動小数点数値を文字列に変換し、15桁までの精度を提供します。15桁を超える数値を渡すと、toCharは数値を16桁に基づいて丸め、数値の文字列表現を科学的表記で返します。例えば、1234567890123456倍精度浮動小数点数値は、'1.23456789012346e+015'文字列値に変換されます。
  • (-1e16,-1e-16]および[1e-16, 1e16)の範囲の数値は、10進表記で返します。toCharは、この範囲以外の数値を科学的表記で返します。例えば、10842764968208837340倍精度浮動小数点数値は、'1.08427649682088e+019'文字列値に変換されます。
toCharは、次のように10進数値をテキスト文字列に変換します。
  • 低精度モードの場合、toCharは、固定小数点値を倍精度浮動小数点数値として扱います。
  • 小数点以下をtoChar関数に渡し、入力値に小数点以下のスケールと一致させるための桁が足りない場合、toChar関数は値にゼロを追加します。
    例えば、小数点以下のスケールが5で、行の値が7.6901の場合、toChar関数は入力値を7.69010として扱い、戻り値は「7.69010」になります。

戻り値

文字列。
関数にNULL値を渡した場合はNULLです。

倍精度浮動小数点数の変換例

次の式は、SALESポート内の倍精度浮動小数点数値を文字列に変換します。
sff:toChar(xs:double(SALES))
SALES
RETURN VALUE
1010.99
'1010.99'
-15.62567
'-15.62567'
10842764968208837340
'1.08427649682088e+019'
  (rounded based on the 16th digit and returns the value in scientific notation)
236789034569723
'236789034569723'
0
'0'
33.15
'33.15'
NULL
NULL

10進数値の変換例

次の式は、SALESポート内の10進数値を、高精度モードで文字列に変換します。
sff:toChar(xs:double(SALES))
次の表に、精度が38より大きい場合のサンプル値と戻り値を示します。
SALES
RETURN VALUE
2378964536789761
'2378964536789761'
1234567890123456789012345679
'1234567890123456789012345679'
1.234578945469649345876123456
'1.234578945469649345876123456'
0.999999999999999999999999999
'0.999999999999999999999999999'
12345678901234567890123456799
'12345678901234567890123456799'
23456788992233456678458934567123465239
'23456788992233456678458934567123465239'
423456789012345678901234567991234567899
(38より大きい)
'4.23456789012346e+038'
次の表に、精度が28より大きい場合のサンプル値と戻り値を示します。
SALES
RETURN VALUE
2378964536789761
'2378964536789761'
1234567890123456789012345679
'1234567890123456789012345679'
1.234578945469649345876123456
'1.234578945469649345876123456'
0.999999999999999999999999999
'0.999999999999999999999999999'
12345678901234567890123456799
(28より大きい)
'1.23456789012346e+028'
toChar(日付)関数により、Date/Timeデータ型を、指定した形式の文字列に変換します。日付の全体、または日付の一部を文字列に変換することができます。
二重引用符は、D"D""DDDのように、形式があいまいな文字列を区切るために使用します。空の二重引用符は出力には表示されません。