変数を使用して、次の作業を実行できます。

データの一時的格納。
複雑な式の簡素化。
前の行からの値の格納。
値の比較。

例えば、名と姓を連結してから名前と住所データをマージして郵送先名簿を生成する場合を想定します。これを行うには、名と姓のフィールドを連結するFullNameという変数フィールドを作成します。次に、FullName変数フィールドと住所フィールドを連結するNameAddressという式フィールドを作成します。

マッピングが変数フィールドの結果をデータフローに渡すことはありません。変数フィールドからのデータをデータフローで使用するには、変数フィールドの出力用の式フィールドを作成します。前の例の場合、連結された名と姓をデータフローに渡すために、FullName_out式フィールドを作成します。次に、FullName変数フィールドをそのフィールドの式として使用します。

変数を使用して、詳細モードのマッピングの前の行の値を格納することはできません。ステートフルな計算のために現在の行を前の行比較するには、式でウィンドウ関数を使用します。