目次

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  1. はじめに
  2. Designerの使用
  3. ソースに関する作業
  4. フラットファイルに関する作業
  5. ターゲットに関する作業
  6. マッピング
  7. マップレット
  8. マッピングパラメータおよび変数
  9. ユーザー定義関数に関する作業
  10. デバッガの使用
  11. データリネージの表示
  12. オブジェクトの比較
  13. ビジネスコンポーネントの管理
  14. キューブと次元の作成
  15. マッピングウィザードの使用
  16. データタイプリファレンス
  17. Webブラウザの設定

Designerガイド

Designerガイド

区切りフラットファイルのインポート

区切りフラットファイルのインポート

区切りファイルは常に文字数ベースでありラインシーケンシャルです。カラム精度は、文字列カラムの場合は常に文字数で算出され、数値カラムの場合は有効桁数で算出されます。各行は改行で終わります。バイナリデータや各文字が2バイトより大きなマルチバイト文字データを含まない区切りファイルをインポートできます。
ソース定義またはターゲット定義に区切りファイルをインポートするには、以下の手順を実行します。
  1. ソース定義をインポートするには、Source Analyzerを開き、
    [ソース]
    [ファイルからインポート]
    をクリックします。ターゲット定義をインポートするには、Target Designerを開き、
    [ターゲット]
    [ファイルからインポート]
    をクリックします。
    [フラットファイルを開く]
    ダイアログボックスが表示されます。
  2. 使用するファイルを選択します。
  3. コードページを選択します。
    フラットファイルソース定義をインポートするときは、そのファイルにあるデータのコードページに一致するコードページを選択してください。
  4. [OK]
    をクリックします。
    ファイルの内容がフラットファイルウィザード下部のプレビューウィンドウ内に表示されます。
  5. 次の設定を編集します。
    区切りフラットファイルウィザード、手順1/3
    説明
    フラットファイルタイプ
    ファイル種別。区切りファイルの場合は[区切りファイル]を選択します。
    ソース名
    ソースの名前。リポジトリ内のソース定義の名前です。ファイル名またはその他の論理名を使用できます。
    インポート開始行を指定
    フラットファイルウィザードでファイルをインポートする際に、読み込みを開始する行番号を指定します。たとえば行2から開始するように指定すると、1行目をスキップしてから読み込みを開始します。
    1行目からフィールド名を取り込む
    選択すると、Designerは最初の行のデータをカラム名として使用します。カラム名が最初の行に含まれている場合に、このオプションを選択します。「FIELD_」で始まる無効なフィールド名があります。
  6. [次へ]
    をクリックします。
    構文の不正なフィールドは、この画面下部のファイルプレビューウィンドウに赤字で表示されます。
  7. 以下の設定を入力します。
    区切りフラットファイルウィザード、手順2/3
    説明
    区切り文字
    データのカラムを区切るために使用される文字。[その他]フィールドを使用すれば、別の区切り文字が入力できます。区切り文字は印刷可能な文字でなければなりません。また、エスケープ文字や引用符を選択した場合には、それと別な文字でなければなりません。印刷できないマルチバイト文字を区切り文字として選択することはできません。
    連続した区切り文字は1文字として扱う
    選択すると、フラットファイルウィザードは1つ以上の連続したカラム区切り文字を1つのカラム区切り文字として読み込みます。選択しなければ、2つの連続した区切り文字はNULL値として読み込まれます。
    複数の区切り文字をANDとして扱う
    選択された場合、フラットファイルウィザードでは指定した区切り文字のセットが1文字として読み込まれます。
    エスケープ文字
    引用符で囲まれていない文字列におけるカラム区切り文字の直前の文字、または引用符で囲まれた文字列内における引用符の直前の文字。エスケープ文字を指定すると、は、区切り文字を普通文字として読み込みます。エスケープ文字は、区切りの
    エスケープ
    または引用符文字と呼ばれています。
    データからエスケープ文字列を削除
    デフォルトでは、このオプションはオンになっています。エスケープ文字を出力文字列に含めるには、このオプションのチェックマークを外してください。
    デフォルトのテキストの長さを使う
    このオプションを選択すると、すべての文字列データ型について、入力したデフォルトのテキスト長が使用されます。
    引用符
    引用符はテキスト文字列の境界を定義します。[なし]、[シングルクォーテーション]、または[ダブルクォーテーション]を選択してください。引用符を選択すると、引用符で囲まれた文字列内の区切り文字が無視されます。
  8. [次へ]
    をクリックします。
  9. ファイルの各カラムについてのカラム情報を入力します。
    カラム間の切り替えを行うには、[ソースの定義]ペインまたは[ターゲットの定義]ペインで新しいカラムを選択するか、ファイルプレビューのカラム見出しをクリックします。
    区切りフラットファイルウィザード、手順3/3
    説明
    名前
    各カラムで表示したいポート名。[最初の行からフィールド名を取得]を選択した場合には、ポート名ではなくファイル内のカラム名が読み込まれます。
    データ型
    列のデータ型。[文字]、[数値]、[日時]のいずれかを選択してから、[長さ/精度]、[位取り]、[幅]を適切に入力します。
    数値カラムの場合は、[長さ/精度]は有効桁数になります。フラットファイルウィザードでは、区切りファイルの数値カラムのフィールド長は無視されます。
    テキストカラムの場合は、[長さ/精度]はソースフィールドまたはターゲットフィールドに含まれる文字数の最大値になります。フラットファイルウィザードでは、区切りファイルからテキストカラムを読み出すとき、またはテキストカラムを区切りファイルに書き込むときには、この精度は無視されます。
    デフォルトでは、[長さ/精度]と[幅]には同じ値が入力されています。精度または幅の値は変更できます。ただし、フラットファイルウィザードで設定できる精度の値は、幅の値以上に限定されます。
    注:数値とみなされるのは、文字0 - 9のみです。日本語のようなマルチバイト文字セットの数値を含むカラムはテキストとみなされます。
  10. [完了]
    をクリックします。
    ファイルのサイズが256KBを超えるか、または各行のデータが16KBより大きい場合は、フラットファイルウィザードが適切なフィールド精度でファイルをインポートしたかどうかを確認してください。ファイルが不適切な場合は、フラットファイルウィザードまたはインポートした定義でフィールド精度を調整してください。