目次

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  1. はじめに
  2. Designerの使用
  3. ソースに関する作業
  4. フラットファイルに関する作業
  5. ターゲットに関する作業
  6. マッピング
  7. マップレット
  8. マッピングパラメータおよび変数
  9. ユーザー定義関数に関する作業
  10. デバッガの使用
  11. データリネージの表示
  12. オブジェクトの比較
  13. ビジネスコンポーネントの管理
  14. キューブと次元の作成
  15. マッピングウィザードの使用
  16. データタイプリファレンス
  17. Webブラウザの設定

Designerガイド

Designerガイド

フィールドの属性

フィールドの属性

COBOLソースの内容を見ると、各フィールド(COBOLではカラムに該当する)には複数の属性があることがわかります。これらの属性は、COBOLファイル内のフィールドを設定する方法を表しています。
これらの属性のうち、PICTURE句は最も基本的なもので、COBOLファイルでデータがどのように表現されているかを示しています。COBOLでは固有の規則に従って、カラム内でのデータの書式設定を行います。例えば、ピクチャX(32)は当該フィールドのテキストデータの長さが32バイトであることを示します。またピクチャ9(7)は、当該フィールドに7桁以下の数値データが含まれていることを示します。2バイト文字を含むNstringデータタイプのピクチャN(8)は、フィールドのテキストデータが16バイト長であることを示します。
Source Analyzerでフィールドの定義を修正し、プロセスのピクチャを変更することが必要な場合があります。はソース定義をソースファイルでデータを探すためのマップとして使っているので、そのような調整を行うときには注意が必要です。
以下の表に、COBOLソース定義の[カラム]タブで設定可能な属性を示します。
属性
説明
オフセット
ファイル内のフィールドのオフセット。Designerはフィールドの物理長、ピクチャ、使用法、REDEFINESの各設定項目を用いて、この設定値(表示のみ)を計算します。
長さ
このフィールドのバイト数。
カラム名
フィールドの名前。
レベル
同じレコードについてのデータを提供するすべてのフィールドの識別に使うインジケータ。フィールドのグループ分けをする場合には、そのカラムすべてを同じレベルに設定します。この機能を使えば、同一のCOBOLソースから複数のレコード種別(別々のデータテーブルに相当)を作成することができます。
OCCURS
このフィールドの複数のインスタンスが同一レコード内に現われることを示すCOBOL文。
データタイプ
フィールドのデータタイプ:String、Nstring、Numeric
精度
フィールド内の数値の精度。
位取り
フィールド内の数値の位取り。
PICTURE
ファイルでのデータの表現方法。
使用方法
フィールド内のデータの格納フォーマット。適用可能な規則は、すべて各フィールドの用途のリストに表示されます。COMP-1やCOMP-XなどのさまざまなCOBOL規則があります。
キータイプ
このフィールドに適用されるキー制約の種類。フィールドをプライマリキーとして設定すると、COBOLファイルをソースとして使用してワークフローを実行するときに、Integration Serviceは当該フィールドに一意な数値IDを生成します。
S(符号付き)
フィールドの数値が符号付きであるかどうかを示します。
T(末尾の符号)
この属性が選択されている場合、フィールドの最後の桁に符号(+または-)があることを示します。選択されていない場合は、符号はフィールドの最初の文字です。
I(含まれる符号)
フィールドに表示される値に符号を含めるかどうかを示します。
R(実数小数点)
数値について、小数点がピリオド(.)であるかV文字であるかを指定します。
Redefines
フィールドでCOBOLのREDEFINES文が使用され、そのフィールドの定義が別のフィールドの定義に基づいていることを示します。
シフトキー
シフトキーを含まないシフト依存のCOBOLファイルに、シフト状態を定義できます。
この属性は、固定長ファイルの[フラットファイル属性の編集]ダイアログボックスで、[ユーザー定義シフトステート]を選択した場合に表示されます。
カラムに1バイト文字が含まれる場合には、[Shift-In]を選択します。カラムにマルチバイト文字が含まれる場合には、[Shift-Out]を選択します。
ビジネス名
フィールドについての付加的なコメント。