目次

Search

  1. はじめに
  2. Designerの使用
  3. ソースに関する作業
  4. フラットファイルに関する作業
  5. ターゲットに関する作業
  6. マッピング
  7. マップレット
  8. マッピングパラメータおよび変数
  9. ユーザー定義関数に関する作業
  10. デバッガの使用
  11. データリネージの表示
  12. オブジェクトの比較
  13. ビジネスコンポーネントの管理
  14. キューブと次元の作成
  15. マッピングウィザードの使用
  16. データタイプリファレンス
  17. Webブラウザの設定

Designerガイド

Designerガイド

マッピング変数

マッピング変数

マッピングパラメータと異なり、マッピング変数によってセッションの実行中に変更できる値が表されます。Integration Serviceは、セッションが正常に実行されるたびに、そのセッションの最後にマッピング変数の値をリポジトリに保存し、その値を次回セッションを実行するときに使用します。
マッピング変数を使用する場合、マッピングまたはマップレットで変数を宣言してからマッピングで変数関数を使用して、変数の値を変更します。セッションの最初にIntegration Serviceによって変数への参照が評価され、開始値が決定されます。 正常なセッションの最後に、Integration Serviceによって変数の最終値がリポジトリに保存されます。 次回セッションを実行する際に、Integration Serviceでは保存された値の変数への参照が評価されます。 保存されている値を上書きするには、パラメータファイルの変数の開始値を定義するか、セッションプロパティのセッション実行前変数割り当てで値を割り当てます。
マッピング変数を使用して、ソースの差分読み込みを実行します。例えば、前述したマッピングパラメータ例の顧客口座に、001から065までの番号が順番に付けられているとします。マッピングパラメータを作成する代わりに、初期値001でマッピング変数を作成することができます。マッピングでは、変数関数を使用して変数値を1つずつ増加させます。Integration Serviceはセッションの最初の実行時に、顧客口座001のレコードを抽出します。 このセッションの最後に、変数を1つ増やしその値をリポジトリに保存します。次回Integration Serviceによってセッションが実行されるときに、次の顧客口座002のデータが抽出されます。 また、その次のセッションによって顧客口座003のデータが抽出およびルックアップされるように変数値が増やされます。