目次

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  1. はじめに
  2. Workflow Manager
  3. ワークフローとワークレット
  4. セッション
  5. セッション設定オブジェクト
  6. タスク
  7. ソース
  8. ターゲット
  9. 接続オブジェクト
  10. 検証
  11. ワークフローのスケジュール設定と実行
  12. メールの発信
  13. Workflow Monitor
  14. Workflow Monitorの詳細
  15. セッションとワークフローのログ
  16. セッションプロパティリファレンス
  17. ワークフロープロパティリファレンス

ワークフローベーシックガイド

ワークフローベーシックガイド

FTP接続

FTP接続

FTPまたはSFTPを介してアクセスするソースまたはターゲットごとにFTP接続オブジェクトを使用します。
SFTPサーバーに接続するには、FTP接続を作成し、SFTPを有効にします。SFTPはSSH2認証プロトコルを使用します。SFTP接続を使用するために認証プロパティを設定します。パブリックキーまたはパスワード認証を設定することができます。統合サービスは、ユーザーが設定した認証プロパティを使用してSFTPサーバーに接続します。認証が成功しない場合、セッションは失敗します。
以下の表に、FTP接続について設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
名前
Workflow Managerが使用する接続名。Workflow Managerが使用する接続名接続名は、空白や下線以外の特殊文字を含むことはできません。
ユーザー名
ホストマシンへのアクセスに必要なユーザー名。7ビットASCIIのみ使用可能です。パスワードに基づく認証を使用してSFTPサーバーに接続する場合に必要です。
パラメータファイル内にユーザー名を定義するには、ユーザー名としてセッションパラメータ$Param
Name
を入力し、その値をセッションパラメータファイルまたはワークフローパラメータファイル内に定義します。$Paramで始まるユーザー名は、セッションパラメータとして統合サービスに解釈されます。
パスワードでパラメータを使用
ユーザー名のパスワードをセッションパラメータ$Param
Name
とすることを示します。ワークフローパラメータファイルまたはセッションパラメータファイル内にパスワードを定義し、そのパスワードを
pmpasswd
CRYPT_DATAオプションで暗号化します。デフォルトでは無効になっています。
パスワード
ユーザー名に対するパスワード。7ビットASCIIのみ使用可能です。パスワードに基づく認証を使用してSFTPサーバーに接続する場合に必要です。
pmnullpasswd
を指定すると、PowerCenter統合サービスはパスワード認証を行うことなく、パブリックキーに基づいてユーザーを直接認証します。
ホスト名
FTP接続のホスト名またはドット区切りのIPアドレス。
オプションで、1から65535までのポート番号を指定できます。FTPのデフォルトは21です。 次の構文でホスト名を指定します。
hostname:port_number
または
IP address:port_number
ポート番号を指定する場合は、ホストマシン上でそのポート番号に対してFTPを使用可能にしてください。
SFTPを有効にする場合、SFTPサーバー用のホスト名またはポート番号を指定する必要があります。SFTPのデフォルトは22です。
デフォルトのリモートディレクトリ
統合サービスによって使用されるFTPホスト上のデフォルトディレクトリ。ディレクトリを引用符で囲まないでください。
ディレクトリに対してパラメータまたは変数を入力できます。パラメータファイルで定義可能なパラメータまたは変数タイプを使用します。
使用するFTPサーバーによっては、FTPディレクトリの入力に制限がある場合があります。
セッションで、ディレクトリなしでファイル名を入力した場合、統合サービスはこのディレクトリをファイル名に付加します。このパスは、末尾に適切な区切り文字が付いていなければなりません。たとえば、ここでc:\staging\と入力して、セッションでdata.outを指定すると、統合サービスはそのパスとファイル名をc:\staging\data.outとして読み込みます。
SAPの場合、この値は空白でもかまいません。SAPセッションはFTPリモートディレクトリの[ソースファイルのディレクトリ]セッションプロパティを使用します。値を入力した場合、[ソースファイルのディレクトリ]セッションプロパティはこの値を上書きします。
再試行期間
FTPホストへの接続が失敗した場合に統合サービスが再接続を試行する秒数。統合サービスが再試行期間内にFTPホストに再接続できなかった場合、セッションは失敗します。デフォルト値は0であり、これは無限の再試行期間を示します。
SFTPの使用
SFTPを有効にします。
パブリックキーファイル名
パブリックキーファイルパスおよびファイル名。SFTPサーバーがパブリックキー認証を使用する場合に必要となります。SFTPに対して有効になります。
プライベートキーファイル名
プライベートキーファイルのパスおよびファイル名。SFTPサーバーがパブリックキー認証を使用する場合に必要となります。SFTPに対して有効になります。
プライベートキーファイルのパスワード
プライベートキーファイルを復号化するために使用されるプライベートキーファイルのパスワード。SFTPサーバーがパブリックキー認証を使用し、そのプライベートキーを暗号化する場合に必要です。SFTPに対して有効になります。