目次

Search

  1. はじめに
  2. Workflow Manager
  3. ワークフローとワークレット
  4. セッション
  5. セッション設定オブジェクト
  6. タスク
  7. ソース
  8. ターゲット
  9. 接続オブジェクト
  10. 検証
  11. ワークフローのスケジュール設定と実行
  12. メールの発信
  13. Workflow Monitor
  14. Workflow Monitorの詳細
  15. セッションとワークフローのログ
  16. セッションプロパティリファレンス
  17. ワークフロープロパティリファレンス

ワークフローベーシックガイド

ワークフローベーシックガイド

区切りファイルのプロパティの設定

区切りファイルのプロパティの設定

区切りファイルからデータを読み込む際に、区切り文字やコードページなど、セッションにおけるファイルプロパティを編集できます。区切りプロパティは、再利用不可能なセッションの場合にはWorkflow Designerで、再利用可能なセッションの場合にはTask Developerで設定できます。再利用可能なセッションのインスタンスの場合には、区切りプロパティはWorkflow Designerでは設定できません。[ファイルプロパティの設定]をクリックして、[フラットファイル-ソース]ダイアログボックスを開きます。
区切りプロパティを編集するには、[区切りファイル]を選択して[詳細設定]をクリックします。[区切りファイルのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。デフォルトでは、マッピングで設定しているファイルプロパティが表示されます。これらの設定を編集すると、ソース定義での設定が上書きされます。
次の表に、ファイルソースの[区切りファイルのプロパティ]ダイアログボックスで定義できるオプションを示します。
区切りファイルのプロパティオプション
説明
カラム区切り文字
データのカラムは、1つまたは複数の文字で区切られます。区切り文字には、印刷できる文字か、1バイトの印刷できない文字を使用できます。また、エスケープ文字や引用符と異なる文字にする必要があります。1バイトの印刷できない文字を入力するには、[区切り文字]ダイアログボックスで区切り文字リストを参照できます。
印刷できないマルチバイト文字を区切り文字として選択することはできません。フラットファイルソースのカラム区切り文字としてNULL文字を選択することはできません。
区切り文字の最大数は80です。
連続した区切り文字は1文字として扱う
統合サービスではデフォルトで、複数の区切り文字が個別に扱われます。このオプションを選択した場合、統合サービスは連続した区切り文字の全体を1文字として読み込みます。
たとえば、ソースファイルがカンマを区切り文字として使用しており、56, , , Jane Doeというレコードを含んでいるとします。デフォルトでは、統合サービスは、このレコードを3つの区切り文字で分けられた4つのカラムのデータ(56, NULL, NULL, Jane Doe)として読み込みます。このオプションを選択した場合、統合サービスはこのレコードを1つの区切り文字で分けられた2カラムのデータ(56, Jane Doe)として読み込みます。
複数の区切り文字をANDとして扱う
選択された場合、統合サービスでは指定した区切り文字のセットが1文字として扱われます。例えば、ソースファイルには次のレコードが含まれます。abc~def|ghi~|~|jkl|~mno。デフォルトでは、統合サービスにより、8つの区切り文字で分けられた9つのカラムとしてレコードが読み込みまれます(abc、def、ghi、NULL、NULL、NULL、jkl、NULL、mno)。このオプションを選択して区切り文字を( ~ | )として指定した場合、統合サービスにより、このレコードを2つの区切り文字で分けられた3つのカラムとして読み込まれます(abc~def|ghi、NULL、jkl|~mno)。
引用符
[なし]、[シングル]、または[ダブル]を選択します。引用符を選択した場合、統合サービスは引用符で囲まれた範囲内の区切り文字を無視します。したがって、統合サービスは区切り文字をエスケープするために引用符を使用します。
例えば、ソースファイルがカンマを区切り文字として使用しており、次の行が含まれるとします。
342-3849, ‘Smith, Jenna', ‘Rockville, MD', 6
オプションとして一重引用符を選択した場合、統合サービスは引用符で囲まれた範囲内のカンマを無視して、4つのフィールドとして行を読み込みます。
オプションとして一重引用符を選択しない場合は、統合サービスはこれを6つの個別のフィールドとして読み込みます。
統合サービスが引用符で囲まれた文字列内でオプションの引用符を2つ続けて読み込んだ場合、それらは1つの引用符として扱われます。たとえば、統合サービスは以下の引用文字列を「
I'm going tomorrow
」として読み込みます。
2353, ‘I’’m going tomorrow’, MD
さらに、オプションとして引用符を選択した場合は、その引用符がフィールドの最初の文字である場合に、文字列を引用符で囲まれた文字列として読み込みます。
ソースファイルが引用符やエスケープ文字を含まないようにすれば、セッションのパフォーマンスを向上できます。
コードページ
区切りファイルのコードページ。コードページまたは変数を選択します。
  • コードページ。コードページを選択します。
  • 変数の使用。ユーザー定義のワークフロー変数またはワークレット変数、あるいはセッションパラメータ$Param
    Name
    を入力して、パラメータファイル内にコードページを定義します。コードページ名を使用します。
デフォルトは、PowerCenter Clientのコードページです。
行区切り文字
改行文字を指定します。リストから選択するか、文字を入力します。8進コードの前にはバックスラッシュ(\)をつけます。1文字を使用するには、その文字を入力します。
入力したものの先頭にバックスラッシュが付いていない場合は、統合サービスは最初の文字だけを使用します。文字は1バイト文字とします。コードページ内のそれ以外の文字には、そのバイトが含まれていてはいけません。デフォルトは、改行、\012 LF(\n)です。
エスケープ文字
引用符で囲まれていない文字列に埋め込まれた区切り文字の直前の文字、または引用符で囲まれた文字列内の引用符の直前の文字。エスケープ文字を指定すると、統合サービスは区切り文字を通常の文字として読み込みます(区切り文字または引用符のエスケープ)。
ソースファイルが引用符やエスケープ文字を含まないようにすれば、Sequence Generatorトランスフォーメーションを含むマッピングにおけるセッションのパフォーマンスを向上できます。
データからエスケープ文字列を削除
デフォルトでは、このオプションはオンになっています。エスケープ文字を出力文字列に含めるには、このオプションのチェックマークを外してください。
スキップする先頭の行数
統合サービスは、ファイルを読み取る前に、指定された行数をスキップします。これを使用して、ファイルのタイトルやヘッダ行をスキップできます。