目次

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  1. はじめに
  2. Workflow Manager
  3. ワークフローとワークレット
  4. セッション
  5. セッション設定オブジェクト
  6. タスク
  7. ソース
  8. ターゲット
  9. 接続オブジェクト
  10. 検証
  11. ワークフローのスケジュール設定と実行
  12. メールの発信
  13. Workflow Monitor
  14. Workflow Monitorの詳細
  15. セッションとワークフローのログ
  16. セッションプロパティリファレンス
  17. ワークフロープロパティリファレンス

ワークフローベーシックガイド

ワークフローベーシックガイド

スケジュール済み状態

スケジュール済み状態

ワークフローのスケジュール済み状態には、前回ワークフローが実行された時間や繰り返しワークフローが実行された回数など、実行時の履歴情報が含まれます。ワークフローは、ワークフローのステータスまたは統合サービスの状態に対する変更に基づいて、スケジュールから削除される場合があります。
ワークフローがスケジュールから削除されると、統合サービスはスケジュール済み状態を破棄または保持します。統合サービスがスケジュール済み状態を破棄する場合、ワークフローが再スケジュールされるときに状態をリセットします。統合サービスがスケジュール済み状態を保持する場合、ワークフローが再スケジュールされるときに状態をリストアします。
統合サービスはスケジュール済み状態をリセットするときに、スケジューラ設定を保持します。行われなかったスケジュール済み実行の確認は行わず、ワークフローが一度も実行されなかったかのようにワークフローをスケジュールします。例えば、ワークフローが5回実行されるように設定し、2回目の実行中に停止したとします。ワークフローを再スケジュールすると、統合サービスはスケジュールが5回実行されるようにリセットします。
統合サービスは、中断されたワークフローを正常にリカバリした場合やワークフローを再起動した場合に、高可用性環境のワークフローのスケジュール済み状態をリストアできます。統合サービスはスケジュール済み状態をリストアするときに、スケジューラ設定とスケジュール頻度に基づいてワークフローを再スケジュールします。
統合サービスは、以下のように状況に応じてスケジュール済み状態を保持または破棄します。
ワークフローを無効にする。
ワークフローを有効にすると、統合サービスはスケジュールをリセットします。
ワークフローをスケジュールから削除する。
ワークフローを再スケジュールすると、統合サービスはスケジュールをリセットします。
スケジュール設定を変更する。
統合サービスは更新された設定に従ってワークフローを再スケジュールします。定期的に実行されるように設定されているスケジュールを変更すると、統合サービスは頻度カウンタをリセットします。
フォルダをコピーする。
統合サービスはフォルダ内のすべてのワークフローのスケジュールをリセットします。
ワークフローを実行するために異なる統合サービスを選択する。
ワークフローがアンスケジュールされているか、継続的に実行されるようにスケジュールされているが開始時間を過ぎている場合、統合サービスはワークフローのスケジュールをリセットします。開始時間を過ぎていて、継続的に実行されるようにワークフローがスケジュールされていない場合は、ワークフローを再スケジュールする必要があります。
統合サービスを再起動するかノーマルモードで有効にする。
統合サービスは、アンスケジュールされているか、継続的に実行されるようにスケジュールされているが開始時間を過ぎているすべてのワークフローのスケジュールをリセットします。ワークフローがサービス初期化時に実行されるように設定されていない場合、開始時間を過ぎていて、継続的に実行されるようにスケジュールされていないときは再スケジュールする必要があります。ワークフローがサービス初期化時に実行されるように設定されている場合、再スケジュールする必要はありません。
統合サービスをセーフモードで有効にする。
セーフモードでは、ワークフローはスケジュールされたままになりますが、継続的に実行されるようにスケジュールされたワークフローとサービス初期化時に実行されるようにスケジュールされたワークフローを含めて、統合サービスは実行しません。
ワークフローが一時停止になる。
エラー時に一時停止するように設定している場合、ワークフローが一時停止になることがあります。統合サービスは一時停止中のワークフローをスケジュールから削除し、操作の状態を保持します。一時停止中のワークフローをリカバリしてスケジュールをリストアできます。
ワークフローが失敗する。
スケジュールを再確立するには、ワークフローを再スケジュールします。高可用性ドメインでは、ワークフローを再開してワークフローが成功すると、統合サービスはスケジュール済み状態をリストアし、行われなかったスケジュール済み実行がなかったかどうかを判断します。
ワークフローが停止または中断する。
スケジュールを再確立するには、ワークフローをリカバリまたは再スケジュールできます。ドメインが高可用性でない場合、統合サービスはスケジュールをリセットします。ドメインが高可用性の場合、統合サービスはスケジュールをリストアします。ワークフローを再開してワークフローが成功すると、統合サービスはスケジュール済み状態をリストアし、行われなかったスケジュール済み実行がなかったかどうかを判断します。
ワークフローが終了する。
統合サービスが予期せずにシャットダウンする場合、残りのワークフローをすべて終了します。ドメインが高可用性でない場合、統合サービスはワークフローを再スケジュールするときにスケジュールをリセットします。ドメインが高可用性でワークフローがリカバリ可能である場合、ワークフローをリカバリしてスケジュール済み状態をリストアできます。ワークフローがリカバリ可能でない場合、ワークフローを再スケジュールすることでスケジュールをリセットできます。ワークフローを再開してワークフローが成功すると、統合サービスはスケジュール済み状態をリストアし、行われなかったスケジュール済み実行がなかったかどうかを判断します。
高可用性ドメインで失敗した、終了した、停止した、または中断されたワークフローを手動で開始する場合、Informaticaでは最初にアンスケジュールすることをお勧めします。ワークフローをアンスケジュールしない場合、統合サービスは、行われなかったスケジュール済み実行時間を検出するとワークフローを直ちに再実行します。この場合、キー違反や無効なデータなどのエラーが発生することがあります。最初にワークフローをアンスケジュールして手動での実行が完了した後に再スケジュールすると、統合サービスは行われなかったスケジュールに基づいてワークフローを実行しません。