目次

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  1. はじめに
  2. パイプラインのパーティション化について
  3. パーティションポイント
  4. パーティションタイプ
  5. プッシュダウンの最適化
  6. プッシュダウンの最適化およびトランスフォーメーション
  7. リアルタイム処理
  8. コミットポイント
  9. 行エラーのロギング
  10. ワークフローリカバリ
  11. 停止と強制終了
  12. コンカレントワークフロー
  13. グリッド処理
  14. ロードバランサ
  15. ワークフロー変数
  16. セッションのパラメータおよび変数
  17. パラメータファイル
  18. FastExport
  19. 外部データのロード
  20. FTP
  21. セッションのキャッシュ
  22. 差分集計
  23. セッションログインタフェース
  24. バッファメモリについて
  25. 高精度データ

詳細ワークフローガイド

詳細ワークフローガイド

ジョイナキャッシュのトラブルシューティング

ジョイナキャッシュのトラブルシューティング

このセッションの情報を使用すると、ジョイナトランスフォーメーションのキャッシュのトラブルシューティングに役立ちます。
ソート済み入力を使用するジョイナトランスフォーメーションのキャッシュサイズを計算するときに、キャッシュの計算によって以下の警告が表示されます。
CMN_2020 Warning: If the master and detail pipelines of a sorted Joiner transformation are from the same source, the Integration Service cannot determine how fast it will process the rows in each pipeline. As a result, the cache size estimate may be inaccurate.
マスターパイプラインと明細パイプラインとで、同時に行が処理されます。同じソースのデータを結合する場合、パイプラインでは異なる速さで行が処理されることがあります。1つのパイプラインによる行の処理が他のパイプラインよりも速い場合、Integration Serviceでは、既に処理されたすべての行がキャッシュに格納され、他のパイプラインによる行の処理が終了するまでキャッシュに格納されたままになります。キャッシュされた行の合計は、2つのパイプライン間での処理の速さの違いによって異なります。
最適なセッションパフォーマンスを実現するために、キャッシュされた行をすべて格納するのに十分なキャッシュサイズが必要です。キャッシュサイズが十分に大きくない場合は、サイズを増加します。
異なるソースのデータを結合するときにこのメッセージが表示される場合でも、同じソースのデータを結合すると表示されます。
ソート済み入力を使用するジョイナトランスフォーメーションのキャッシュサイズを計算するときに、キャッシュの計算によって以下の警告が表示されます。
CMN_2021 Warning: Increase the data cache size if the sorted Joiner transformation processes master rows that share the same key. To determine the new cache size, divide the existing cache size by 2.5 and multiply the result by the average number of master rows per key.
ソート済み入力を使用したジョイナトランスフォーメーションのキャッシュサイズを計算する場合、キャッシュの計算では、一意キーごとに平均2.5のマスター行という要件に基づいてキャッシュが見積もられます。一意キーごとのマスター行の平均数が2.5よりも大きい場合、それに応じてキャッシュサイズを増加します。たとえば、一意キーごとのマスター行の平均数が5(2.5の2倍のサイズ)の場合、キャッシュの計算によって計算されたキャッシュサイズを2倍にします。