目次

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  1. はじめに
  2. Informatica Data Engineering Integrationについて
  3. マッピング
  4. マッピングの最適化
  5. ソース
  6. ターゲット
  7. トランスフォーメーション
  8. Pythonトランスフォーメーション
  9. データプレビュー
  10. クラスタワークフロー
  11. プロファイル
  12. 監視
  13. 階層データ処理
  14. 階層データ処理設定
  15. スキーマが変更された階層データの処理
  16. インテリジェント構造モデル
  17. ブロックチェーン
  18. ステートフルコンピューティング
  19. 付録 A: 接続リファレンス
  20. 付録 B: データ型リファレンス
  21. 付録 C: 関数リファレンス

ユーザーガイド

ユーザーガイド

Azureクラウドプロビジョニング設定のプロパティ

Azureクラウドプロビジョニング設定のプロパティ

Azureクラウドプロビジョニング設定のプロパティでは、データ統合サービスがAzureクラウドプラットフォームのリソースに接続したり、リソースを作成したりできます。

認証の詳細

次の表に、設定する認証プロパティを示します。
プロパティ
説明
名前
クラウドプロビジョニング設定の名前。
ID
クラウドプロビジョニング設定のID。デフォルト:クラウドプロビジョニング設定名と同じ。
説明
オプション。クラウドプロビジョニング設定の説明。
サブスクリプションID
クラスタ作成プロセスで使用するAzureアカウントのID。
テナントID
Azure Active Directoryと関連付けられているGUID文字列。
クライアントID
サービスプリンシパルと関連付けられているアプリケーションIDと同じGUID文字列。サービスプリンシパルには、サブスクリプションIDプロパティで特定したサブスクリプションでリソースを作成できる権限を持つロールを割り当てる必要があります。
クライアントシークレット
クライアントIDに関連付けられているキーを提供するオクテット文字列。

ストレージアカウントの詳細

次のいずれかのストレージタイプへのアクセスを設定します。
  • Azure Data Lake Storage(ADLS)Azure documentationを参照してください。
  • Azureストレージアカウント。generalまたはblobストレージとも呼ばれます。Azure documentationを参照してください。
次の表に、HDInsightクラスタを使用してAzure Data Lake Storage(ADLS)を設定する際に必要な情報を示します。
プロパティ
説明
Azure Data Lakeストア名
アクセスするADLSストレージの名前。作成するADLSストレージとクラスタは同じ領域に格納する必要があります。
Data LakeサービスプリンシパルのクライアントID
ADLSストレージにプログラムでアクセスできるクレデンシャル。InformaticaドメインがADLSと通信できるようになり、HDInsightクラスタでコマンドとマッピングを実行します。
サービスプリンシパルは、次の要件を満たすAzureユーザーです。
  • ADLSストレージで必要なディレクトリにアクセスできる権限。
  • ADLSストレージの証明書ベースの認証。
  • ADLSストレージのキーベースの認証。
Data Lakeサービスプリンシパルの証明書の内容
サービスプリンシパルで使用する公開証明書のBase64でエンコードされたテキスト。
クラウドプロビジョニング設定を作成する場合は、このプロパティを空白のままにします。クラウドプロビジョニング設定を保存したら、InformaticaドメインがインストールされているVMにログインし、
infacmd ccps updateADLSCertificate
を実行してこのプロパティを入力します。
Data Lakeサービスプリンシパルの証明書のパスワード
サービスプリンシパルのプライベートキー。このプライベートキーをサービスプリンシパル証明書と関連付ける必要があります。
Data Lakeサービスプリンシパルのクライアントシークレット
サービスプリンシパルに関連付けられているキーを提供するオクテット文字列。
Data LakeサービスプリンシパルのOAUTHトークンエンドポイント
OAUTHトークンベースの認証のエンドポイント。
次の表に、HDInsightクラスタを使用して、blobストレージとも呼ばれるAzure General Storageを設定する際に必要な情報を示します。
プロパティ
説明
Azureストレージアカウント名
アクセスするストレージアカウントの名前。Azure webコンソールのストレージアカウントノードから値を取得します。作成するストレージとクラスタは同じ領域に格納する必要があります。
Azureストレージアカウントキー
ストレージアカウントへのアクセスを認証するキー。Azure webコンソールから値を取得するには、ストレージアカウント、アクセスキーを選択します。コンソールにはアカウントキーが表示されます。

クラスタデプロイメントの詳細

以下の表に、設定するクラスタデプロイメントプロパティを示します。
プロパティ
説明
リソースグループ
クラスタを作成するリソースグループ。リソースグループは、Azureリソースの論理セットです。
仮想ネットワークのリソースグループ
オプション。仮想ネットワークが属するリソースグループ。
リソースグループを指定しない場合、データ統合サービスは、仮想ネットワークがクラスタと同じリソースグループのメンバーであると仮定します。
仮想ネットワーク
クラスタを作成する仮想ネットワークまたはvnetの名前。[仮想ネットワークのリソースグループ]プロパティで指定したリソースグループに配置されているvnetを指定します。
vnetは、クラスタを作成する領域と同じ領域内に配置する必要があります。
サブネット名
クラスタを作成するサブネット。サブネットは、以前のプロパティで指定したvnetに含まれる必要があります。
各vnetに1つ以上のサブネットを指定できます。Azure管理者は既存のサブネットを選択するか、クラスタ用に1個のサブネットを作成できます。

外部Hiveメタストアの詳細

このプロパティを指定すると、クラスタがクラスタの外部にあるHiveメタストアデータベースに接続できるようになります。
このダイアログボックスで既存の外部データベースを指定していない場合、クラスタは自身の独自データベースをクラスタで作成します。クラスタが終了すると、このデータベースは終了します。
MySQLまたはAmazon RDSのような外部リレーショナルデータベースをHiveメタストアデータベースとして使用できます。外部データベースは、作成するクラスタと同じクラウドプラットフォーム上に配置する必要があります。
以下の表に、設定するHiveメタストアデータベースのプロパティを示します。
プロパティ
説明
データベース名
Hiveメタストアデータベースの名前。
データベースサーバー名
データベースが格納されているサーバー。
Azure webコンソールのデータベースサーバー名には、サフィックス
database.windows.net
が共通して含まれます。例えば、
server123xyz.database.windows.net
です。サフィックスが設定されていないデータベースサーバー名を指定できます。Informaticaはサフィックスを自動的に追加します。例えば、
server123xyz
を指定できます。
データベースユーザー名
データベースへのアクセスに使用できるドメインのアカウントのユーザー名。
データベースパスワード
ユーザーアカウントのパスワードです。