目次

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  1. はじめに
  2. Informatica Data Engineering Integrationについて
  3. マッピング
  4. マッピングの最適化
  5. ソース
  6. ターゲット
  7. トランスフォーメーション
  8. Pythonトランスフォーメーション
  9. データプレビュー
  10. クラスタワークフロー
  11. プロファイル
  12. 監視
  13. 階層データ処理
  14. 階層データ処理設定
  15. スキーマが変更された階層データの処理
  16. インテリジェント構造モデル
  17. ブロックチェーン
  18. ステートフルコンピューティング
  19. 付録 A: 接続リファレンス
  20. 付録 B: データ型リファレンス
  21. 付録 C: 関数リファレンス

ユーザーガイド

ユーザーガイド

Amazon S3接続のプロパティ

Amazon S3接続のプロパティ

Amazon S3接続をセットアップする際には、接続プロパティを設定する必要があります。
次の表に、Amazon S3接続のプロパティを示します。
プロパティ
説明
名前
接続の名前。この名前では、大文字と小文字が区別されず、ドメイン内で一意にする必要があります。このプロパティは、接続を作成した後に変更できます。名前は128文字以内で指定し、空白および次の特殊文字は使用できません。 ~ ` ! $ % ^ & * ( ) - + = { [ } ] | \ : ; " ' < , > . ? /
ID
データ統合サービスが接続の識別に使用する文字列。IDでは大文字と小文字が区別されません。255文字以下で、ドメイン内で一意である必要があります。このプロパティは、接続を作成してから変更できません。デフォルト値は接続名です。
説明
オプション。接続の説明。説明は、4,000文字を超えることはできません。
場所
接続を作成するドメイン。
タイプ
Amazon S3接続タイプ。
アクセスキー
Amazon S3バケットにアクセスするためのアクセスキー。次の認証方法に基づいてアクセスキー値を指定します。
  • 基本認証: 実際のアクセスキー値を指定します。
  • IAM認証: アクセスキー値を指定しません。
  • 引き継がれたロールによる一時的なセキュリティ資格情報: Amazon S3バケットへのアクセス権限のないIAMユーザーのアクセスキーを指定します。
秘密鍵
Amazon S3バケットにアクセスするためのシークレットアクセスキー。
秘密鍵はアクセスキーに関連付けられており、アカウントを一意に識別します。次の認証方法に基づいてアクセスキー値を指定します。
  • 基本認証: 実際のアクセスシークレット値を指定します。
  • IAM認証: アクセスシークレット値を指定しません。
  • 引き継がれたロールによる一時的なセキュリティ資格情報: Amazon S3バケットへのアクセス権限のないIAMユーザーのアクセスシークレットを指定します。
IAMロールARN
動的に生成された一時的なセキュリティ資格情報を使用するためにユーザーに引き継がれたIAMロールのARN。
一時的なセキュリティ資格情報を使用してAWSリソースにアクセスする場合はこのプロパティの値を入力します。
IAM認証とともに一時的なセキュリティ資格情報を使用する場合は、[アクセスキー]および[秘密鍵]接続プロパティを入力しないでください。IAM認証を使用せずに一時的なセキュリティ資格情報を使用する場合は、[アクセスキー]および[秘密鍵]接続プロパティの値を入力する必要があります。
IAMロールのARNの取得方法の詳細については、AWSのマニュアルを参照してください。
フォルダパス
Amazon S3オブジェクトへの完全なパス。パスには、バケット名と任意のフォルダ名を含める必要があります。
フォルダパスの末尾にスラッシュを使用しないでください。例:
<バケット名>/<フォルダ名>
マスタ対称キー
オプション。クライアントサイド暗号化を有効にする場合に、256ビットのAES暗号化キーをBase64形式で指定します。マスタ対称キーは、サードパーティ製ツールを使用して生成できます。
S3アカウントタイプ
Amazon S3アカウントのタイプ。
[Amazon S3ストレージ]
または
[S3互換ストレージ]
を選択します。
Amazon S3サービスを使用するには、[Amazon S3ストレージ]オプションを選択します。Scality RINGなどのサードパーティストレージプロバイダのエンドポイントを指定するには、[S3互換ストレージ]オプションを選択します。
デフォルトでは、[Amazon S3ストレージ]が選択されています。
RESTエンドポイント
S3ストレージエンドポイント。
[S3互換ストレージ]オプションを選択した場合に、S3ストレージエンドポイントをHTTP/HTTPS形式で指定します。例えば、
http://s3.isv.scality.com
と指定します。
リージョン名
アクセスするバケットが存在するAWSリージョンを選択します。
次のいずれかのリージョンを選択します。
  • アジアパシフィック(ムンバイ)
  • アジアパシフィック(ソウル)
  • アジアパシフィック(シンガポール)
  • アジアパシフィック(シドニー)
  • アジアパシフィック(東京)
  • AWS GovCloud(米国)
  • AWS GovCloud(米国東部)
  • カナダ(中部)
  • 中国(北京)
  • 中国(香港)
  • 中国(寧夏)
  • 欧州(アイルランド)
  • 欧州(フランクフルト)
  • EU(ロンドン)
  • EU(パリ)
  • EU(ストックホルム)
  • 中東(バーレーン)
  • 南米(サンパウロ)
  • 米国東部(オハイオ)
  • 米国東部(バージニア北部)
  • 米国西部(北カリフォルニア)
  • 米国西部(オレゴン)
デフォルトは[米国東部(バージニア北部)]です。
S3互換ストレージには適用されません。
顧客マスタキーID
オプション。AWS Key Management Service(AWS KMS)によって生成された顧客マスタキーIDまたはエイリアス名、またはアカウント間アクセス用のカスタムキーのAmazonリソースネーム(ARN)を指定します。Amazon S3バケットが存在するリージョンの顧客マスタキーを生成する必要があります。
次のいずれかの値を指定できます。
顧客が生成した顧客マスタキー
クライアントサイドまたはサーバーサイドの暗号化を有効にします。
デフォルトの顧客マスタキー
クライアントサイドまたはサーバーサイドの暗号化を有効にします。アカウントの管理者ユーザーのみがデフォルトの顧客マスタキーIDを使用してクライアントサイド暗号化を有効にできます。
フェデレーションSSO IDp
AWSアカウントで使用する、統合ユーザーシングルサインオンのSAML 2.0対応IDプロバイダ。
PowerExchange for Amazon S3では、
[ADFS 3.0]
IDプロバイダのみがサポートされます。
統合ユーザーシングルサインオンを使用しない場合は、
[なし]
を選択します。

統合ユーザーシングルサインオン接続のプロパティ

[統合SSO IdP]
[ADFS 3.0]
を選択した場合は、次のプロパティを設定します。
プロパティ
説明
統合ユーザー名
IDプロバイダ経由でAWSアカウントにアクセスする統合ユーザーのユーザー名。
統合ユーザーパスワード
IDプロバイダ経由でAWSアカウントにアクセスする統合ユーザーのパスワード。
IdP SSO URL
AWSに使用するIDプロバイダのシングルサインオンURL。
SAML IDプロバイダARN
IDプロバイダを信頼できるプロバイダとして登録するためにAWS管理者が作成した、SAML IDプロバイダのARN。
ロールARN
統合ユーザーに引き継がれたIAMロールのARN。