目次

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  1. はじめに
  2. 関数リファレンス
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 日付
  6. 関数
  7. システム変数
  8. データ型リファレンス

関数リファレンス

関数リファレンス

SOUNDEX

SOUNDEX

文字列値を4字の文字列にエンコードします。
SOUNDEXは英語アルファベット(A~Z)の文字に対して機能します。入力文字列の最初の文字が、戻り値の先頭文字として使用され、それ以外の文字は、子音に基づく3桁の数値にエンコーディングします。
SOUNDEXは下記の規則に従って文字をエンコードします。
  • string
    の最初の文字を戻り値の最初の文字として使用し、大文字にエンコードします。たとえば、SOUNDEX(‘John’)とSOUNDEX(‘john’)は両方とも‘J500’を返します。
  • string
    の第一文字以降の最初の3つの異なる子音をエンコードし、残りは無視します。たとえば、SOUNDEX(‘JohnRB’)とSOUNDEX(‘JohnRBCD’)は両方とも‘J561’を返します。
  • 音が似ている子音には同じコードを割り当てます。
    以下の表に、SOUNDEXの子音に対するエンコードガイドラインを示します。
    コード
    子音
    1
    B、P、F、V
    2
    C、S、G、J、K、Q、X、Z
    3
    D、T
    4
    L
    5
    M、N
    6
    R
  • A、E、I、O、U、H、Wは
    string
    の最初の文字である場合を除き、これらの文字をスキップします。たとえば、SOUNDEX(‘A123’)は‘A000’を返し、SOUNDEX(‘MAeiouhwC’)は‘M000’を返します。
  • string
    が生成した文字数が4文字未満の場合、SOUNDEXは生成された文字列の残りの部分にゼロを埋め込みます。たとえば、SOUNDEX(‘J’)は‘J000’を返します。
  • 上記の表にリストされたのと同じコードを使用する連続した子音が
    string
    に含まれている場合、SOUNDEXは最初の子音をエンコードし、残りの同じコードの子音はスキップします。たとえば、SOUNDEX(‘AbbpdMN’)は‘A135’を返します。
  • string
    内の数字をスキップします。たとえば、SOUNDEX(‘Joh12n’)とSOUNDEX(‘1John’)は両方とも‘J500’を返します。
  • string
    がNULLの場合、または
    string
    内のすべての文字が英字でない場合、NULLを返します。

構文

SOUNDEX(
string
)
引数
必須/
オプション
説明
string
必須
文字列。エンコードしたい文字列値を渡します。有効な式を必要に応じて入力できます。

戻り値

文字列。
下記の条件のいずれかが真の場合、NULLとなります。
  • 関数に渡した値がNULL。
  • string
    内の文字が英字ではない。
  • string
    は空です。

次の式は、EMPLOYEE_NAMEカラムの値をエンコードします。
SOUNDEX( EMPLOYEE_NAME )SOUNDEX
EMPLOYEE_NAME
RETURN VALUE
John
J500
William
W450
jane
J500
joh12n
J500
1abc
A120
NULL
NULL