目次

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  1. はじめに
  2. 関数リファレンス
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 日付
  6. 関数
  7. システム変数
  8. データ型リファレンス

関数リファレンス

関数リファレンス

REPLACECHR

REPLACECHR

文字列内の文字を1文字または文字なしに置換します。REPLACECHRは、入力文字列から指定文字を検索し、検索されたすべての文字を、指定した新しい文字に置き換えます。

構文

REPLACECHR(
CaseFlag
,
InputString
,
OldCharSet
,
NewChar
)
引数
必須/
オプション
説明
CaseFlag
必須
整数でなければなりません。この関数の引数の大文字と小文字を区別するかどうかを指定します。有効な式を必要に応じて入力できます。
CaseFlag
が0以外の数値の場合、大文字と小文字を区別します。
CaseFlag
がNULL値または0の場合、大文字と小文字を区別しません。
InputString
必須
文字列でなければなりません。検索したい文字列を渡します。有効な式を必要に応じて入力できます。数値を渡すと、関数はそれを文字列に変換します。
>InputString</>がNULLの場合、REPLACECHRはNULLを返します。
OldCharSet
必須
文字列でなければなりません。置換したい文字を渡します。1つまたは複数の文字を入力できます。有効な式を必要に応じて入力できます。'abc'のように文字列リテラルを一重引用符で囲んで入力することもできます。
数値を渡すと、関数はそれを文字列に変換します。
OldCharSet
がNULLまたは空の場合、REPLACECHRは
InputString
を返します。
NewChar
必須
文字列でなければなりません。1文字、空の文字列、またはNULLを入力できます。有効な式を必要に応じて入力できます。
>NewChar</>がNULLまたは空の場合、REPLACECHRは、<>OldCharSet</>に指定された文字をすべて<>InputString</>から削除します。
NewChar
に複数の文字が含まれている場合、REPLACECHRは、最初の文字で、
OldCharSetを置換します。

戻り値

文字列。
REPLACECHRが
InputString
のすべての文字を削除した場合は空の文字列。
InputString
がNULLの場合はNULL。
OldCharSet
がNULLまたは空の場合は
InputString

次の式は、WEBLOGカラムの各行についてWebログデータから二重引用符を削除します。
REPLACECHR( 0, WEBLOG, '"', NULL )
WEBLOG
RETURN VALUE
"GET /news/index.html HTTP/1.1"
GET /news/index.html HTTP/1.1
"GET /companyinfo/index.html HTTP/1.1"
GET /companyinfo/index.html HTTP/1.1
GET /companyinfo/index.html HTTP/1.1
GET /companyinfo/index.html HTTP/1.1
NULL
NULL
次の式は、WEBLOGカラムの各行について複数の文字を削除します。
REPLACECHR ( 1, WEBLOG, ']["', NULL )
WEBLOG
RETURN VALUE
[29/Oct/2001:14:13:50 -0700]
29/Oct/2001:14:13:50 -0700
[31/Oct/2000:19:45:46 -0700] "GET /news/index.html HTTP/1.1"
31/Oct/2000:19:45:46 -0700 GET /news/index.html HTTP/1.1
[01/Nov/2000:10:51:31 -0700] "GET /news/index.html HTTP/1.1"
01/Nov/2000:10:51:31 -0700 GET /news/index.html HTTP/1.1
NULL
NULL
次の式は、CUSTOMER_CODEカラムの各行について顧客コードの値の一部を変更します。
REPLACECHR ( 1, CUSTOMER_CODE, 'A', 'M' )
CUSTOMER_CODE
RETURN VALUE
ABA
MBM
abA
abM
BBC
BBC
ACC
MCC
NULL
NULL
次の式は、CUSTOMER_CODEカラムの各行について顧客コードの値の一部を変更します。
REPLACECHR ( 0, CUSTOMER_CODE, 'A', 'M' )
CUSTOMER_CODE
RETURN VALUE
ABA
MBM
abA
MbM
BBC
BBC
ACC
MCC
次の式は、CUSTOMER_CODEカラムの各行について顧客コードの値の一部を変更します。
REPLACECHR ( 1, CUSTOMER_CODE, 'A', NULL )
CUSTOMER_CODE
RETURN VALUE
ABA
B
BBC
BBC
ACC
CC
AAA
    
[empty string]
aaa
aaa
NULL
NULL
次の式は、INPUTカラムの各行について複数の数字を削除します。
REPLACECHR ( 1, INPUT, '14', NULL )
INPUT
RETURN VALUE
12345
235
4141
NULL
111115
5
NULL
NULL
OldCharSet
または
NewChar
で一重引用符(')を使用する場合、CHR関数を使用する必要があります。一重引用符は、文字列リテラル内で使用できない唯一の文字です。
次の式は、INPUTカラムの各行について、複数の一重引用符の文字を削除します。
REPLACECHR (1, INPUT, CHR(39), NULL )
INPUT
RETURN VALUE
'Tom Smith' 'Laura Jones'
Tom Smith Laura Jones
Tom's
Toms
NULL
NULL