目次

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  1. はじめに
  2. 関数リファレンス
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 日付
  6. 関数
  7. システム変数
  8. データ型リファレンス

関数リファレンス

関数リファレンス

TRUNC (Dates)

TRUNC (Dates)

日付を特定の年、月、日、時、または分に切り詰めます。また、TRUNCを使って数値を切り詰めることもできます。
日付の中の以下の部分を切り詰めることができます。
  • 年。
    日付の年の部分を切り詰めると、関数は入力された年の1月1日を返し、時刻を00:00:00に設定します。例えば、式
    TRUNC(6/30/1997 2:30:55, 'YY')
    は1/1/1997 00:00:00を返し、
    TRUNC(12/1/1997 3:10:15, 'YY')
    は1/1/1997 00:00:00を返します。
  • 月。
    日付の月の部分を切り詰めると、関数は月の最初の日を返し、時刻を00:00:00に設定します。例えば、式
    TRUNC(4/15/1997 12:15:00, 'MM')
    は4/1/1997 00:00:00を返し、
    TRUNC(4/30/1997 3:15:46, 'MM')
    は4/1/1997 00:00:00を返します。
  • 日。
    日付の日の部分を切り詰めると、その日付を返し、時刻を00:00:00に設定します。例えば、式
    TRUNC(6/13/1997 2:30:45, 'DD')
    は6/13/1997 00:00:00を返し、
    TRUNC(12/13/1997 22:30:45, 'DD')
    は12/13/1997 00:00:00を返します。
  • 時間。
    日付の時の部分を切り詰めると、この関数は日付の分と秒をゼロに設定して返します。例えば、式
    TRUNC(4/1/1997 11:29:35, 'HH')
    は4/1/1997 11:00:00を返し、
    TRUNC(4/1/1997 13:39:00, 'HH')
    は4/1/1997 13:00:00を返します。
  • 分。
    日付の分の部分を切り詰めると、この関数は日付の秒をゼロに設定して返します。例えば、式
    TRUNC(5/22/1997 10:15:29, 'MI')
    は5/22/1997 10:15:00を返し、
    TRUNC(5/22/1997 10:18:30, 'MI')
    は5/22/1997 10:18:00を返します。

構文

TRUNC(
date
[,
format
] )
引数
必須/
オプション
説明
date
必須
Date/Timeデータ型。切り詰めを行う日付です。日付を求める有効な式を必要に応じて入力できます。
format
オプション
正しいフォーマット文字列を入力します。フォーマット文字列は大文字と小文字を区別しません。フォーマット文字列を省略すると、関数は日付の時刻部分を切り詰めて、00:00:00に設定します。

戻り値

日付。
関数にNULL値を渡した場合はNULLです。

以下の式は、DATE_SHIPPEDカラムの日付の年の部分を切り詰めます。
TRUNC( DATE_SHIPPED, 'Y' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'YY' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'YYY' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'YYYY' )
DATE_SHIPPED
RETURN VALUE
Jan 15 1998 2:10:30AM
Jan 1 1998 12:00:00AM
Apr 19 1998 1:31:20PM
Jan 1 1998 12:00:00AM
Jun 20 1998 3:50:04AM
Jan 1 1998 12:00:00AM
Dec 20 1998 3:29:55PM
Jan 1 1998 12:00:00AM
NULL
NULL
以下の式は、DATE_SHIPPEDカラムの各日付の月の部分を切り詰めます。
TRUNC( DATE_SHIPPED, 'MM' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'MON' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'MONTH' )
DATE_SHIPPED
RETURN VALUE
Jan 15 1998 2:10:30AM
Jan 1 1998 12:00:00AM
Apr 19 1998 1:31:20PM
Apr 1 1998 12:00:00AM
Jun 20 1998 3:50:04AM
Jun 1 1998 12:00:00AM
Dec 20 1998 3:29:55PM
Dec 1 1998 12:00:00AM
NULL
NULL
以下の式は、DATE_SHIPPEDカラムの各日付の日の部分を切り詰めます。
TRUNC( DATE_SHIPPED, 'D' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'DD' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'DDD' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'DY' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'DAY' )
DATE_SHIPPED
RETURN VALUE
Jan 15 1998 2:10:30AM
Jan 15 1998 12:00:00AM
Apr 19 1998 1:31:20PM
Apr 19 1998 12:00:00AM
Jun 20 1998 3:50:04AM
Jun 20 1998 12:00:00AM
Dec 20 1998 3:29:55PM
Dec 20 1998 12:00:00AM
Dec 31 1998 11:59:59PM
Dec 31 1998 12:00:00AM
NULL
NULL
以下の式は、DATE_SHIPPEDカラムの各日付の時の部分を切り詰めます。
TRUNC( DATE_SHIPPED, 'HH' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'HH12' ) TRUNC( DATE_SHIPPED, 'HH24' )
DATE_SHIPPED
RETURN VALUE
Jan 15 1998 2:10:31AM
Jan 15 1998 2:00:00AM
Apr 19 1998 1:31:20PM
Apr 19 1998 1:00:00PM
Jun 20 1998 3:50:04AM
Jun 20 1998 3:00:00AM
Dec 20 1998 3:29:55PM
Dec 20 1998 3:00:00PM
Dec 31 1998 11:59:59PM
Dec 31 1998 11:00:00AM
NULL
NULL
以下の式は、DATE_SHIPPEDカラムの各日付の分の部分を切り詰めます。
TRUNC( DATE_SHIPPED, 'MI' )
DATE_SHIPPED
RETURN VALUE
Jan 15 1998 2:10:30AM
Jan 15 1998 2:10:00AM
Apr 19 1998 1:31:20PM
Apr 19 1998 1:31:00PM
Jun 20 1998 3:50:04AM
Jun 20 1998 3:50:00AM
Dec 20 1998 3:29:55PM
Dec 20 1998 3:29:00PM
Dec 31 1998 11:59:59PM
Dec 31 1998 11:59:00PM
NULL
NULL