目次

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  1. はじめに
  2. 関数リファレンス
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 日付
  6. 関数
  7. システム変数
  8. データ型リファレンス

関数リファレンス

関数リファレンス

CONCAT

CONCAT

2つの文字列を連結します。CONCATは、文字列を連結する前にすべてのデータを文字に変換します。または、文字列演算子 || を使用して文字列を連結します。CONCATの代わりに文字列演算子 || を使用すると、タスク実行時のパフォーマンスが向上します。

構文

CONCAT(
first_string, second_string
)
引数
必須/
オプション
説明
first_string
必須
任意のデータ型(Binaryを除く)。連結したい1番目の文字列です。有効な式を必要に応じて入力できます。
second_string
必須
任意のデータ型(Binaryを除く)。連結したい2番目の文字列です。有効な式を必要に応じて入力できます。

戻り値

文字列。
文字列が両方ともNULLである場合には、NULLです。

NULL

いずれか一方の文字列がNULLである場合には、CONCATはその文字列を無視して、もう一方の文字列を返します。
両方の文字列がNULLである場合には、CONCATはNULLを返します。

次の式は、FIRST_NAMカラムとLAST_NAMEカラムの名前を連結します。
CONCAT( FIRST_NAME, LAST_NAME )
FIRST_NAME
LAST_NAME
RETURN VALUE
John
Baer
JohnBaer
NULL
Campbell
Campbell
Bobbi
Apperley
BobbiApperley
Jason
Wood
JasonWood
Dan
Covington
DanCovington
Greg
NULL
Greg
NULL
NULL
NULL
100
200
100200
CONCATでは文字列の間にスペースが追加されません。2つの文字列の間にスペースを追加したい場合には、2つのCONCAT関数をネストした式を記述することができます。たとえば、次の式はまず名前の末尾にスペースを連結してから、姓を連結します。
CONCAT( CONCAT( FIRST_NAME, ' ' ), LAST_NAME )
FIRST_NAME
LAST_NAME
RETURN VALUE
John
Baer
John Baer
NULL
Campbell
 Campbell
(includes leading space)
Bobbi
Apperley
Bobbi Apperley
Jason
Wood
Jason Wood
Dan
Covington
Dan Covington
Greg
NULL
Greg
NULL
NULL
NULL
CHRおよびCONCAT関数を使って、一重引用符を文字列に連結することができます。一重引用符は、文字列リテラル内で使用できない唯一の文字です。次の例を検討します。
CONCAT( 'Joan', CONCAT( CHR(39), 's car' ))
戻り値は次のとおりです。
Joan's car