目次

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  1. はじめに
  2. 関数リファレンス
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 日付
  6. 関数
  7. システム変数
  8. データ型リファレンス

関数リファレンス

関数リファレンス

ウィンドウ関数としての集計関数

ウィンドウ関数としての集計関数

LEADとLAGに加えて、ウィンドウ関数として集計関数を使用することもできます。SUMやAVGなどの集計関数をウィンドウ関数として使用すると、計算を実行できます。ウィンドウ関数には、特定の終了オフセットを設定できるため、ステートフル関数よりも柔軟です。
集計関数をウィンドウ関数として使用するには、ウィンドウプロパティでフレームを定義して、計算範囲を制限する必要があります。集計関数は、フレームを超えて計算を実行し、各行に1つの値を生成します。

あなたは過去2年間、さまざまな数量の木材を販売してきた材木営業担当者であるとします。販売数量の現在までの累計を計算します。
次の表に、各販売ID、日付、販売数量の一覧を示します。
Sale_ID
Date
Quantity
30001
2016-08-02
10
10001
2016-12-24
10
10005
2016-12-24
30
40001
2017-01-09
40
10006
2017-01-18
10
20001
2017-02-12
20
SUM関数によって、すべての値が合計され、1つの出力値が返されます。各行の累計を得るため、関数の境界に対してフレームを定義できます。
[ウィンドウ]
タブで、次のプロパティを設定します。
  • 開始オフセット: 前のすべての行
  • 終了オフセット: 0
  • オーダーキー: 昇順の日付
次の集計関数を定義します。
SUM (Quantity)
SUMは、現在の行の数量を、現在の行の前のすべての行の数量に加算します。この関数は、各行の累計を返します。
次の表に、各日付の累計を示します。
Sale_ID
Date
Quantity
Total
30001
2016-08-02
10
10
10001
2016-12-24
10
20
10005
2016-12-24
30
50
40001
2017-01-09
40
90
10006
2017-01-18
10
100
20001
2017-02-12
20
120