目次

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  1. はじめに
  2. 関数リファレンス
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 日付
  6. 関数
  7. システム変数
  8. データ型リファレンス

関数リファレンス

関数リファレンス

SETVARIABLE

SETVARIABLE

入力パラメータの現在の値を指定した値に設定します。指定した値を返します。
タスクの実行時、
データ統合
は、入出力パラメータの最終的な現在の値と開始値を比較します。入出力パラメータの集計タイプに基づいて、ジョブの詳細に最終的な現在の値が保存されます。この値がオーバーライドされない限り、次回タスクを実行するときは、保存された値が入出力パラメータの初期値として使用されます。
パイプラインの各入出力パラメータで、SETVARIABLE関数を使用するのは、1回のみです。
データ統合
は、変数関数をマッピングで検出したときにそれらの関数を処理します。
データ統合
がマッピングで変数関数を検出する順序は、タスクセッションごとに異なります。このため、マッピングで同じ変数関数を複数回使用すると、結果が矛盾する場合があります。
SETVARIABLEは、式トランスフォーメーションで使用できます。

構文

SETVARIABLE( $$Variable, value )
引数
必須/
オプション
説明
$$
Variable
必須
設定する入出力パラメータの名前。Max集計型またはMin集計型で設定された入出力パラメータとともに使用します。
value
必須
入出力パラメータのカレント値として設定する値。パラメータのデータ型と互換性のあるデータ型に評価する有効な式を使用します。

戻り値

入出力パラメータのカレント値。
value
がNULLの場合、
データ統合
は現在の値である
$$Variable
を返します。

次の式は、
データ統合
が行を評価したときに入出力パラメータ$$Timeをシステム日付に設定し、このシステム日付をSET_$$TIMEポートに返します。
SETVARIABLE ($$Time, SYSDATE)
TRANSACTION
TOTAL
SET_$$TIME
0100002
534.23
10/10/2016 01:34:33
0100003
699.01
10/10/2016 01:34:34
0100004
97.50
10/10/2016 01:34:35
0100005
116.43
10/10/2016 01:34:36
0100006
323.95
10/10/2016 01:34:37
セッションの終了時、
データ統合
は、最後に評価された$$Timeの現在の値として10/10/2016 01:34:37をジョブの詳細に保存します。次回のタスク実行後、
データ統合
は、$$Timeに対するすべての参照を10/10/2016 01:34:37と評価します。
次の式は、行に関連付けられているタイムスタンプに入出力パラメータの$$Timestampを設定し、タイムスタンプをSET_$$TIMESTAMPポートに返します。
SETVARIABLE ($$Time, TIMESTAMP)
TRANSACTION
TIMESTAMP
TOTAL
SET_$$TIME
0100002
10/01/2016 12:01:01
534.23
10/01/2016 12:01:01
0100003
10/01/2016 12:10:22
699.01
10/01/2016 12:10:22
0100004
10/01/2016 12:16:45
97.50
10/01/2016 12:16:45
0100005
10/01/2016 12:23:10
116.43
10/01/2016 12:23:10
0100006
10/01/2016 12:40:31
323.95
10/01/2016 12:40:31
セッションの終了時、
データ統合
は、最後に評価された$$Timestampの現在の値として、10/01/2016 12:40:31をジョブの詳細に保存します。
次回のセッション実行時、
データ統合
は、$$Timestampの初期値を10/01/2016 12:40:31に設定します。