目次

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  1. はじめに
  2. 関数リファレンス
  3. 定数
  4. 演算子
  5. 日付
  6. 関数
  7. システム変数
  8. データ型リファレンス

関数リファレンス

関数リファレンス

MOVINGSUM

MOVINGSUM

指定された行のセットについて、行ごとの合計を返します。オプションとして、移動合計を計算する前に、条件に基づいて行をフィルタリングすることができます。

構文

MOVINGSUM(
numeric_value
,
rowset
[,
filter_condition
] )
引数
必須/
オプション
説明
numeric_value
必須
数値データタイプ。移動合計を計算したい値を渡します。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。
rowset
必須
0より大きい正の整数リテラルでなければなりません。移動合計を計算したい行のセットを定義します。例えば、データの列について一度に5行ずつ移動合計を計算したい場合は、
MOVINGSUM( SALES, 5 )
のような式を記述できます。
filter_condition
オプション
検索される行を制限します。フィルタ条件は数値であるか、TRUE、FALSE、またはNULLの値が求められなければなりません。有効なトランスフォーメーション式を必要に応じて入力できます。

戻り値

数値。
関数に渡された値がすべてNULLである場合、または行が1つも選択されていない場合(たとえば、フィルタ条件の値がすべての行に対してFALSEまたはNULLであった場合)には、NULLです。
戻り値が15を超える精度を持つ10進値である場合は、高精度を有効にして、最大28桁までの10進精度を使用可能にできます。

NULL

MOVINGSUMは、移動合計の計算においてNULL値を無視します。ただし、すべての値がNULLである場合には、NULLを返します。

次の式は、SALES列の最初の5行に基づいて固定ベストの注文合計を返し、そのあとは、直前に読み込んだ5行についての合計を返します。
MOVINGSUM( SALES, 5 )
ROW_NO
SALES
RETURN VALUE
1
600
NULL
2
504
NULL
3
36
NULL
4
100
NULL
5
550
1790
6
39
1229
7
490
1215
関数は、5行の組ごとの合計を返します。行番号1-5の合計は1790、行番号2-6の合計は1229、行番号3-7の合計は1215です。