目次

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  1. はじめに
  2. Workflow Manager
  3. ワークフローとワークレット
  4. セッション
  5. セッション設定オブジェクト
  6. タスク
  7. ソース
  8. ターゲット
  9. 接続オブジェクト
  10. 検証
  11. ワークフローのスケジュール設定と実行
  12. メールの発信
  13. Workflow Monitor
  14. Workflow Monitorの詳細
  15. セッションとワークフローのログ
  16. 付録 A: セッションプロパティリファレンス
  17. 付録 B: ワークフロープロパティリファレンス

ワークフローベーシックガイド

ワークフローベーシックガイド

HTTP接続

HTTP接続

接続するHTTPサーバーごとにアプリケーション接続オブジェクトを使用します。
HTTPアプリケーション接続でのHTTPトランスフォーメーションに関する接続情報を設定します。 統合サービスでは、HTTPアプリケーション接続を使用してHTTPサーバーに接続できます。HTTPアプリケーション接続を使用すると、ベースURLやその他のパラメータなどの接続属性を制御できます。
HTTPプロキシサーバーに接続する場合、統合サービスのHTTPプロキシサーバー設定を行います。
以下の場合、HTTPアプリケーション接続を設定してください。
  • HTTPサーバーが認証を要求した場合。
  • 接続タイムアウトを設定する場合。
  • HTTPトランスフォーメーションのベースURLを上書きする場合。
SSL認証を使用するようにHTTP接続を設定する前に、証明書ファイルの設定が必要な場合があります。 SSL認証の詳細については、『SSL認証証明書ファイル』を参照してください。
以下の表に、HTTP接続について設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
名前
Workflow Managerが使用する接続名。Workflow Managerが使用する接続名接続名は、空白や下線以外の特殊文字を含むことはできません。
ユーザー名
HTTPサーバの認証ユーザー名。HTTPサーバで認証の必要がない場合は、PmNullUserと入力します。
パラメータファイル内にユーザー名を定義するには、ユーザー名と,してセッションパラメータ$Param
Name
を入力し、その値をセッションパラメータファイルまたはワークフローパラメータファイル内に定義します。$Paramで始まるユーザー名は、セッションパラメータとして統合サービスに解釈されます。
パスワードでパラメータを使用
認証ユーザのパスワードをセッションパラメータ$Param
Name
とすることを示します。ワークフローパラメータファイルまたはセッションパラメータファイル内にパスワードを定義し、そのパスワードを
pmpasswd
CRYPT_DATAオプションで暗号化します。デフォルトでは無効になっています。
パスワード
認証されたユーザのパスワード。HTTPサーバで認証の必要がない場合は、PmNullPasswdと入力します。
ベースURL
HTTPサーバのURL。この値で、HTTPトランスフォーメーションに定義したベースURLが上書きされます。
セッションパラメータを使用してベースURLを設定できます。たとえば、[ベースURL]フィールドにセッションパラメータ$ParamBaseURLを入力し、次に、パラメータファイルに$ParamBaseURLを定義します。
タイムアウト
接続を切断するまでに、統合サービスがHTTPサーバへの接続を待機する秒数です。
ドメイン
HTTPサーバの認証ドメイン。これには、NTLM認証が必要です。
トラストサーティフィケーションファイル
サーバのSSL証明書の認証時にクライアントが使用するトラストサーティフィケーションのバンドルを含むファイル。統合サービスにHTTPサーバを認証させるには、トラストサーティフィケーションファイルを指定します。デフォルトでは、トラストサーティフィケーションファイルの名前はca-bundle.crtです。証明書のトラストサーティフィケーションファイルへの追加については、「SSL認証証明書ファイル」を参照してください。
サーティフィケーションファイル
クライアントの認証時にHTTPサーバで使用されるクライアントサーティフィケーション。HTTPサーバが統合サービスを認証する必要がある場合には、クライアントサーティフィケーションファイルを指定します。
サーティフィケーションファイルパスワード
クライアントサーティフィケーションのパスワード。HTTPサーバが統合サービスを認証する必要がある場合には、サーティフィケーションファイルパスワードを指定します。
サーティフィケーションファイルタイプ
クライアントサーティフィケーションのファイルタイプ。HTTPサーバが統合サービスを認証する必要がある場合には、サーティフィケーションファイルタイプを指定します。指定可能なファイルタイプはPEMまたはDERです。サーティフィケーションファイルタイプのPEMまたはDERへの変換の詳細については、「SSL認証証明書ファイル」を参照してください。デフォルトはPEMです。
プライベートキーファイル
クライアントサーティフィケーションのプライベートキーファイル。HTTPサーバが統合サービスを認証する必要がある場合には、プライベートキーファイルタイプを指定します。
キーパスワード
クライアントサーティフィケーションのプライベートキーのパスワード。Webサービスプロバイダが統合サービスを認証する必要がある場合にキーパスワードを指定します。
キーファイルタイプ
クライアントサーティフィケーションのプライベートキーのファイルタイプ。HTTPサーバが統合サービスを認証する必要がある場合には、キーファイルタイプを指定します。HTTPトランスフォーメーションでは、SSL認証にPEMファイルタイプが使用されます。
認証タイプ
HTTPサーバーから統合サービスに認証タイプが返されないときに使用する認証タイプを以下のうち1つ選択します。
  • 自動。統合サービスによってHTTPサーバーの認証タイプが決定されます。
  • 基本。暗号化されないユーザー名およびパスワードに基づく認証です。
  • ダイジェスト。暗号化されたユーザー名およびパスワードに基づく認証です。
  • NTLM。暗号化されたユーザー名、パスワード、およびドメインに基づく認証です。
デフォルトは[Auto]です。