目次

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  1. はじめに
  2. Workflow Manager
  3. ワークフローとワークレット
  4. セッション
  5. セッション設定オブジェクト
  6. タスク
  7. ソース
  8. ターゲット
  9. 接続オブジェクト
  10. 検証
  11. ワークフローのスケジュール設定と実行
  12. メールの発信
  13. Workflow Monitor
  14. Workflow Monitorの詳細
  15. セッションとワークフローのログ
  16. 付録 A: セッションプロパティリファレンス
  17. 付録 B: ワークフロープロパティリファレンス

ワークフローベーシックガイド

ワークフローベーシックガイド

NULLおよび空の文字列

NULLおよび空の文字列

Integration ServiceがXMLターゲットファイルに要素と属性を書き込む際の、NULLデータや空の文字列の取り扱い方法をユーザーが選択できます。 デフォルトでは、Integration ServiceはNULL値の要素タグや属性名を出力しません。 Integration Serviceは、空の文字列に対してはコンテンツを含まないタグや属性名を出力します。
このデフォルトを変更するには、XMLターゲットプロパティの[Nullコンテンツの表現]および[空の文字列コンテンツの表現]を設定します。属性については、[Null属性の表現]プロパティおよび[空の文字列属性の表現]プロパティを変更します。
各プロパティに対して以下の値のいずれかを選択します。
プロパティ
プロパティ値
Integration Serviceの動作
Null ContentまたはEmpty String Content
  • No Tag
  • Tag with Empty Content
  • タグを出力しません。
  • 内容が含まれないXMLタグを出力します。
Null AttributeまたはEmpty String Attribute
  • No Attribute
  • Attribute Name with Empty String
  • 属性を出力しません。
  • 内容が含まれていない属性名を出力します。
要素および属性に対して固定値またはデフォルト値を指定することもできます。XMLスキーマまたはDTDの要素にデフォルト値が含まれる場合、Integration Serviceは空のコンテンツを書き込む代わりに、その値を挿入します。 要素のスキーマに固定値がある場合、値は常にXMLファイルへ挿入されます。属性値がXMLスキーマまたはDTDで指定されておらず、属性にNULL値が含まれている場合、Integration Serviceはその属性を省略します。
必須の属性に固定値が指定されていない場合、その属性は射影フィールドでなければなりません。Integration Serviceは、無効な属性をターゲットに出力しません。 禁止された属性が要素タグにあった場合、エラーが発生します。また、要素タグに必須の属性が存在しない場合もエラーが発生します。行エラーのロギングを有効にした場合、Integration Serviceはセッションログまたはエラーログにエラーを書き込みます。
以下の表に、NULL値または空の文字列を含むXMLファイルの要素と属性の形式を示します。
出力の種類
データの種類
ターゲットファイル
要素
Null
<elem></elem>
-
空の文字列
<elem></elem>
属性
Null
<elem>...</elem>
-
空の文字列
<elem attrib=“”>...</elem>