目次

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  1. はじめに
  2. Workflow Manager
  3. ワークフローとワークレット
  4. セッション
  5. セッション設定オブジェクト
  6. タスク
  7. ソース
  8. ターゲット
  9. 接続オブジェクト
  10. 検証
  11. ワークフローのスケジュール設定と実行
  12. メールの発信
  13. Workflow Monitor
  14. Workflow Monitorの詳細
  15. セッションとワークフローのログ
  16. 付録 A: セッションプロパティリファレンス
  17. 付録 B: ワークフロープロパティリファレンス

ワークフローベーシックガイド

ワークフローベーシックガイド

ターゲット接続グループに関する作業

ターゲット接続グループに関する作業

少なくとも1つのリレーショナルターゲット、SAP NetWeaver BIターゲット、動的MQSeriesターゲットを持つセッションを作成する場合には、ターゲット接続グループについて考慮する必要があります。 ターゲット接続グループとは、Integration Serviceでコミットとロードの決定に使用されるターゲットのグループです。 Integration Serviceでコミットなどのデータベーストランザクションが実行されるときには、ターゲット接続グループのすべてのターゲットに対して同時にトランザクションが実行されます。
Integration Serviceでは、ターゲット接続グループごとに以下のデータベーストランザクションが実行されます。
  • デッドロックのリトライ。
    Integration Serviceがターゲットに書き込む際にデッドロックが発生した場合、デッドロックは同じターゲット接続グループのターゲットに影響します。 Integration Serviceは、他のターゲット接続グループのターゲットには正常に書き込みを行います。
  • 制約に基づくロード。
    ターゲット接続グループに属するターゲットには、Integration Serviceによって制約に基づくロードがIntegration Serviceによって強制的に適用されます。 制約に基づくロードを指定するには、同じターゲット接続グループにプライマリテーブルと外部テーブルを指定する必要があります。
同じターゲット接続グループに属するターゲットは、次の条件を満たしています。
  • 同じパーティションに属している。
  • 同じターゲットロード順グループおよびトランザクション制御単位に属している。
  • セッションで同じターゲットタイプを持つ。
  • リレーショナルターゲットの場合は同じデータベース接続名、SAP SAP NetWeaver BIターゲットの場合は同じアプリケーション接続名を持つ。
  • 同じターゲットロードタイプ(ノーマルモードまたは一括モード)を持つ。
たとえば、1つのソースからデータを読み込み、2つのOracleターゲットテーブルに書き込むマッピングに基づくセッションを作成するとします。Workflow Managerでは、セッションに複数のパーティションは作成できません。セッションプロパティで、両方のターゲットデータベースにOracleデータベース接続を使用します。セッションプロパティで、両方のターゲットテーブルのターゲットロードタイプをノーマルモードに設定します。セッションのターゲットは、同じターゲット接続グループに属すことになります。
同じマッピングに基づくセッションを作成するとします。Workflow Managerでは、複数のパーティションを作成できません。しかし、一方のターゲットに特定のOracleデータベース接続名を使用し、もう一方のターゲットには別のOracleデータベース接続名を使用します。両方のターゲットテーブルのターゲットロードタイプをノーマルモードに設定します。セッションのターゲットは、別々のターゲット接続グループに属すことになります。
セッションのパラメータを使用して、セッション中の複数のターゲットにターゲットデータベース接続を定義すると、ターゲットは同じターゲット接続グループに属す場合と属さない場合があります。すべてのセッションのパラメータが同じターゲット接続名に分解されれば、ターゲットは同じターゲット接続グループに属します。たとえば、2つのターゲットを持つセッションを作成し、一方のターゲットにセッションパラメータ$DBConnection1を、もう一方のターゲットにセッションパラメータ$DBConnection2を指定したとします。パラメータファイルで$DBConnection1を「Sales1」として、$DBConnection2も「Sales1」として定義し、ワークフローを実行するとします。するとセッションのどちらのターゲットも、同じターゲット接続グループに属すことになります。