目次

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  1. はじめに
  2. Workflow Manager
  3. ワークフローとワークレット
  4. セッション
  5. セッション設定オブジェクト
  6. タスク
  7. ソース
  8. ターゲット
  9. 接続オブジェクト
  10. 検証
  11. ワークフローのスケジュール設定と実行
  12. メールの発信
  13. Workflow Monitor
  14. Workflow Monitorの詳細
  15. セッションとワークフローのログ
  16. 付録 A: セッションプロパティリファレンス
  17. 付録 B: ワークフロープロパティリファレンス

ワークフローベーシックガイド

ワークフローベーシックガイド

トレースレベル

トレースレベル

ログ内の詳細情報の量は、設定されているトレースレベルによって決まります。トランスフォーメーションごとに、またはセッション全体についてトレースレベルを定義できます。デフォルトでは、Integration Serviceはマッピングに設定されたトレースレベルを使用します。
セッションにトレースレベルを設定すると、マッピングの各トランスフォーメーションに設定したトレースレベルが上書きされます。ノーマルまたはそれ以上のトレースレベルを選択する場合、Integration Serviceはセッションログに行エラーを書き込み、そのエラーが発生したトランスフォーメーションと完全な行データを含めます。 行エラーのロギングを行うようにセッションを設定した場合、Integration Serviceは行エラーをセッションログではなくエラーログに書き込みます。 Integration Serviceで削除した行もセッションログに書き込む場合には、Verbose Dataトレースを行うようにセッションを設定します。
セッションのプロパティの[設定オブジェクト]タブで、トレースレベルを設定します。
以下の表に、セッションログのトレースレベルを示します。
トレースレベル
説明
なし
Integration Serviceはマッピングに設定されているトレースレベルを使用します。
簡易
Integration Serviceは、初期化情報、エラーメッセージ、および拒否データの通知をログに記録します。
ノーマル
Integration Serviceは、初期化情報、ステータス情報、遭遇したエラー、およびトランスフォーメーション行エラーが原因でスキップされた行をログに記録します。 セッションの結果のまとめを行いますが、個別行のレベルでのまとめは行いません。
Verbose Initialization
ノーマルトレースに加え、Integration Serviceは初期化の詳細、インデックスおよび使用されたデータファイルの名前、および詳細なトランスフォーメーション統計もログに記録します。
Verbose Data
Integration Serviceは、verbose初期化トレースに加え、マッピングに渡された各行をログに記録します。 また、Integration Serviceは列の精度に合わせて文字列データを切り詰めた場所を示し、詳細なトランスフォーメーション統計も記録します。
Verbose Dataのトレースレベルを設定した場合、Integration Serviceはトランスフォーメーションを処理するときにブロック中のすべての行の行データを書き込みます。
マッピングの個々のトランスフォーメーションごとにトレースレベルを入力することもできます。セッションのプロパティでトレースレベルを入力する場合は、マッピングのトランスフォーメーションに設定されたトレースレベルを上書きします。