目次

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  1. はじめに
  2. パイプラインのパーティション化について
  3. パーティションポイント
  4. パーティションタイプ
  5. プッシュダウンの最適化
  6. プッシュダウンの最適化およびトランスフォーメーション
  7. リアルタイム処理
  8. コミットポイント
  9. 行エラーのロギング
  10. ワークフローリカバリ
  11. 停止と強制終了
  12. コンカレントワークフロー
  13. グリッド処理
  14. ロードバランサ
  15. ワークフロー変数
  16. セッションのパラメータおよび変数
  17. パラメータファイル
  18. FastExport
  19. 外部データのロード
  20. FTP
  21. セッションのキャッシュ
  22. 差分集計
  23. セッションログインタフェース
  24. バッファメモリについて
  25. 高精度データ

詳細ワークフローガイド

詳細ワークフローガイド

パラメータファイルの例

パラメータファイルの例

このセクションの例では、パラメータファイルの使用が必要なセッションについて説明します。別の状態および時間値を指定してセッションを再実行することもできます。この例では、設定可能なパラメータおよび変数を示し、パラメータ値と変数値をリストし、さらにセッションを再実行する際の変更について説明します。
プロダクションフォルダにs_MonthlyCalculationsというセッションがあります。このセッションではセッションパラメータを使用してソースファイルおよびターゲットデータベースに接続し、セッションログファイルに書き込みます。セッションに失敗した場合、Integration Serviceによって電子メールメッセージがpcadmin@mail.comに送信されます。 このセッションでは、文字列マッピングパラメータ$$Stateと日付/時刻マッピング変数$$Timeを使用しています。$$Stateには「MA」と設定します。リポジトリ内の$$Timeの初期値は「9/30/2005:04:00」ですが、この値を「10/1/2005 05:04:11」と上書きします。
次の表に、s_MonthlyCalculationsセッションのパラメータおよび変数を示します。
パラメータまたは変数のタイプ
パラメータまたは変数の名前
定義
サービス変数
$PMFailureEmailUser
pcadmin@mail.com
文字列マッピングパラメータ
$$State
MA
日付/時刻マッピング変数
$$Time
05/10/01 05:04:11
ソースファイル (セッションパラメータ)
$InputFile1
Sales.txt
データベース接続 (セッションパラメータ)
$DBConnection_Target
Sales
セッションログファイル (セッションパラメータ)
$PMSessionLogFile
d:/session logs/firstrun.txt
セッションのパラメータファイルには、フォルダ名とセッション名、各パラメータと変数を記述します。
[Production.s_MonthlyCalculations] $PMFailureEmailUser=pcadmin@mail.com $$State=MA $$Time=10/1/2005 05:04:11 $InputFile1=sales.txt $DBConnection_target=sales $PMSessionLogFile=D:/session logs/firstrun.txt
次回のセッション実行時には、パラメータファイルを編集して状態をMDに変更し、$$Time変数を削除することができます。これにより、Integration Serviceは前回のセッションでリポジトリに格納された変数の値を使用できるようになります。