目次

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  1. はじめに
  2. パイプラインのパーティション化について
  3. パーティションポイント
  4. パーティションタイプ
  5. プッシュダウンの最適化
  6. プッシュダウンの最適化およびトランスフォーメーション
  7. リアルタイム処理
  8. コミットポイント
  9. 行エラーのロギング
  10. ワークフローリカバリ
  11. 停止と強制終了
  12. コンカレントワークフロー
  13. グリッド処理
  14. ロードバランサ
  15. ワークフロー変数
  16. セッションのパラメータおよび変数
  17. パラメータファイル
  18. FastExport
  19. 外部データのロード
  20. FTP
  21. セッションのキャッシュ
  22. 差分集計
  23. セッションログインタフェース
  24. バッファメモリについて
  25. 高精度データ

詳細ワークフローガイド

詳細ワークフローガイド

フラッシュ待ち時間

フラッシュ待ち時間

フラッシュ待ち時間を使用してセッションをリアルタイムで実行します。フラッシュ待ち時間は、Integration Serviceでソースからデータをフラッシュする頻度を決定します。たとえば、フラッシュ待ち時間を10秒に設定すると、Integration Serviceは10秒ごとにソースからデータをフラッシュします。
PowerExchange変更データキャプチャソースからの変更データの場合、フラッシュ待ち時間間隔は、フラッシュ待ち時間および作業単位(UOW)カウントの属性によって決まります。詳細については、『
PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース
』を参照してください。
Integration Serviceがリアルタイムソースからデータを読み込み、セッションがフラッシュ待ち時間を使用して設定されていると、Integration Serviceは次の処理を実行します。
  1. Integration Serviceは、ソースからデータを読み込みます。
    フラッシュ待ち時間間隔は、Integration Serviceがソースから最初のメッセージを読み込んだ時点から開始します。
  2. フラッシュ待ち時間が経過すると、Integration Serviceは、ソースからのデータの読み込みを停止します。
  3. Integration Serviceはメッセージを処理し、それをターゲットに書き込みます。
  4. Integration Serviceは、次のフラッシュ待ち時間に達するまで再度ソースからデータを読み込みます。
フラッシュ待ち時間は、秒数で設定します。デフォルト値は0です。0値を指定すると、フラッシュ待ち時間は無効となり、セッションはリアルタイムで実行されません。
フラッシュ待ち時間間隔は、データの動的レベル、およびユーザーに必要なデータアクセス速度によって決定されます。財務取引情報のようにデータがすぐに陳腐化する場合は、変更が発生したときにできるだけ早くターゲットテーブルが更新されるように、フラッシュ待ち時間間隔を短めに設定してください。たとえば、財務データはユーザーが数分ごとに更新する必要があるとします。一方、顧客アドレス変更内容は、更新が1日に一度で済みます。フラッシュ待ち時間間隔は、財務データに対しては短めに、アドレス変更内容に対しては長めに設定してください。
フラッシュ待ち時間を設定する場合には、以下の規則およびガイドラインに従ってください。
  • Integration Serviceは、メッセージをフラッシュ待ち時間の間隔よりも長い時間にわたってバッファに入れることはしません。
  • フラッシュ待ち時間の間隔を短く設定すると、Integration Serviceがターゲットにメッセージをコミットする頻度が増えます。
  • フラッシュ待ち時間の間隔を短く指定すると、セッションでさらに多くのシステムリソースが消費される可能性があります。
コミット間隔が設定されている場合、フラッシュ待ち時間とコミット間隔の設定によって、データをターゲットにコミットするタイミングが決定されます。