目次

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  1. はじめに
  2. パイプラインのパーティション化について
  3. パーティションポイント
  4. パーティションタイプ
  5. プッシュダウンの最適化
  6. プッシュダウンの最適化およびトランスフォーメーション
  7. リアルタイム処理
  8. コミットポイント
  9. 行エラーのロギング
  10. ワークフローリカバリ
  11. 停止と強制終了
  12. コンカレントワークフロー
  13. グリッド処理
  14. ロードバランサ
  15. ワークフロー変数
  16. セッションのパラメータおよび変数
  17. パラメータファイル
  18. FastExport
  19. 外部データのロード
  20. FTP
  21. セッションのキャッシュ
  22. 差分集計
  23. セッションログインタフェース
  24. バッファメモリについて
  25. 高精度データ

詳細ワークフローガイド

詳細ワークフローガイド

SFTP

SFTP

機密データをネットワーク経由で送信する場合は、Secure File Transfer Protocol(SFTP)を使用してデータを保護できます。SFTPサーバーに接続するには、SFTPを使用するようにFTP接続を設定します。SFTPを使用すると、セキュリティで保護されたデータストリームでのファイル転送を行うことができます。PowerCenter統合サービスは、安全な接続を実現し、SFTPサーバー上のファイルへのアクセスを可能にする、SSH2トランスポートレイヤを作成します。
SFTPは、2台のコンピュータシステム間に暗号化されたチャネルを作成し、次の攻撃を防ぎます。
  • IPスプーフィング(リモートホストが別の信頼できるホストからの送信を装ってパケットを送信すること)。
  • IPソースルーティング(ホストがIPパケットが別の信頼できるホストから送信されたと偽装する可能性があること)。
  • DNSスプーフィング(攻撃者がネームサーバーレコードを偽造すること)。
  • 中間ホストによるクリアテキストパスワードやその他のデータの傍受。
  • 中間ホストを制御する攻撃者によるデータの操作。
SFTPは、非対称暗号方式と対称暗号方式を組み合わせて使用して、強力な暗号化と最適なパフォーマンスを実現します。ほとんどの市販サーバーや多くのオープンソースサーバーでSFTPがサポートされています。また、SFTPは暗号化する前にデータストリームを圧縮するため、大容量ファイルの送信に効果的なプロトコルです。
セッションでSFTPファイルソースおよびターゲットを使用するには、次のタスクを実行します。
  1. FTPワークフロー接続を作成し、FTP接続オブジェクトをSFTP用に設定します。
  2. セッションプロパティでSFTP接続オブジェクトを選択して設定します。
  3. ソースファイルプロパティを設定します。
  4. ターゲットファイルプロパティを設定します。