同時にルックアップキャッシュを作成するように、Integration Serviceを設定できます。コンカレントキャッシュを使用してセッションのパフォーマンスを改善できます。パイプラインにルックアップトランスフォーメーションのアクティブなトランスフォーメーションアップストリームが含まれている場合、パフォーマンスの向上が特に期待できます。セッション内の各ルックアップトランスフォーメーション用にキャッシュを作成する必要のあることが明らかであれば、コンカレントキャッシュを作成するようにセッションを設定するよう推奨します。

ルックアップトランスフォーメーションを設定してコンカレントキャッシュを作成する際、ルックアップキャッシュは、先行するトランスフォーメーションが完了するのを待たずに作成されます。また、他のルックアップキャッシュの構築を開始するまで、ルックアップキャッシュの構築を終える必要はありません。

以下の図に、同時に作成されたルックアップトランスフォーメーションのキャッシュを示します。

セッションを実行すると、Integration Serviceは同時にルックアップキャシュを作成します。 ここでは、アップストリームトランスフォーメーションの完了を待ちません。また、他のルックアップトランスフォーメーションによるキャッシュの作成の完了を待機することもしません。

セッションを設定してコンカレントキャッシュを作成するには、セッションの設定属性である［ルックアップキャッシュ作成のための追加のコンカレントパイプライン］の値を設定します。