ノーマライザトランスフォーメーションは、ヘッダレコードタイプおよびヘッダ店舗番号のカラムをSales_Headerターゲットに渡します。各Sales_Headerレコードは、Sales_Header行をターゲット行のStore_DataまたはDetail_Dataにリンクするための生成キーを備えています。Hdr_DataおよびStore_Dataは行ごとに1回返されます。

すべてのカラムがノーマライザトランスフォーメーションからルータトランスフォーメーションに渡されます。Detail_Dataデータは1行につき4回、Supplier_Infoカラムのオカレンスごとに1回ずつ渡されます。Detail_Dataカラム（ただし、Supplier_Infoカラムを除く）には重複データが含まれます。

Hdr_Rec_Typeが"S"の場合、ルータトランスフォーメーションで店舗名、所在地、市、および生成キーがStore_Dataに渡されます。生成キーによって、StoreData行がSales_Header行にリンクされます。

ルータトランスフォーメーションには、店舗データ用および商品用のユーザー定義グループが1つずつ含まれています。

ルータトランスフォーメーションは、品目、品目説明、価格、数量、およびDetail_Data生成キーをアグリゲータトランスフォーメーションに渡します。

Hdr_Rec_Typeが"D"の場合、ルータトランスフォーメーションはサプライヤコード、名前、およびカラムIDをSuppliersターゲットに渡します。このトランスフォーメーションによって渡された生成済みキーは、Suppliers行をDetail_Dataカラムにリンクするキーです。

重複したDetail_Dataカラムは、アグリゲータトランスフォーメーションによって削除されます。品目、説明、価格、数量、および生成キーの1インスタンスが、アグリゲータからDetail_Dataに渡されます。Detail_Dataの生成キーにより、Detail_Data行がSuppliers行にリンクされます。Detail_Dataには、Detail_Data行をSales_Header行にリンクするキーもあります。

以下の図は、ルータトランスフォーメーション内のユーザー定義グループおよびフィルタ条件を示しています。