目次

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  1. はじめに
  2. パイプラインのパーティション化について
  3. パーティションポイント
  4. パーティションタイプ
  5. プッシュダウンの最適化
  6. プッシュダウンの最適化およびトランスフォーメーション
  7. リアルタイム処理
  8. コミットポイント
  9. 行エラーのロギング
  10. ワークフローリカバリ
  11. 停止と強制終了
  12. コンカレントワークフロー
  13. グリッド処理
  14. ロードバランサ
  15. ワークフロー変数
  16. セッションのパラメータおよび変数
  17. パラメータファイル
  18. FastExport
  19. 外部データのロード
  20. FTP
  21. セッションのキャッシュ
  22. 差分集計
  23. セッションログインタフェース
  24. バッファメモリについて
  25. 高精度データ

詳細ワークフローガイド

詳細ワークフローガイド

グリッド上でのワークフローの実行

グリッド上でのワークフローの実行

グリッド上でワークフローを実行する場合、マスタサービスプロセスによって、他のノードに分散されるセッションタスク、コマンドタスク、および定義済みイベント待ちタスク以外のワークフローおよびすべてのタスクが実行されます。マスタサービスプロセスは、ワークフローが実行される統合サービスプロセスであり、他のノードで実行されているサービスプロセスを監視し、ロードバランサを実行します。 スケジューラはマスターサービスプロセスノード上で実行されるので、マスタサービスプロセスノードのために日付および時間が使用され、スケジュール設定されたワークフローが開始されます。
ロードバランサは、グリッド内のノードにセッションタスク、コマンドタスク、および定義済みイベント待ちタスクをディスパッチする統合サービスのコンポーネントです。 ロードバランサでは、ノードの可用性に基づいてタスクが分散します。 統合サービスがリソースをチェックするように設定されている場合、ロードバランサではリソースの可用性に基づいても各タスクが分散します。
例えば、ワークフローに[セッション]タスク、[ディシジョン]タスク、および[コマンド]タスクが含まれているとします。[セッション]タスクのリソース要件を指定します。グリッドにはノードが4つ含まれており、ノード4は使用できないとします。マスタサービスプロセスは、[スタート]タスクと[ディシジョン]タスクを実行します。ロードバランサは、リソースの可用性とノードの可用性に基づいて、グリッド上の各ノードに[セッション]タスクと[コマンド]タスクを分散します。
次の図に、グリッド上のノードに分散されるワークフローを示します。
ワークフローにはセッションタスクが含まれています。セッションタスクは、グリッド上のノードにスレッドを分散させます。
  1. Readerスレッドは、リソースが使用可能なノード1で実行されます。
  2. Transformationスレッドは、リソースが使用可能なノード2で実行されます。
  3. Writerスレッドは、リソースが使用可能なノード3で実行されます。
  4. ノード4は使用できません。このため、このノードではスレッドは実行されません。