目次

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  1. はじめに
  2. パイプラインのパーティション化について
  3. パーティションポイント
  4. パーティションタイプ
  5. プッシュダウンの最適化
  6. プッシュダウンの最適化およびトランスフォーメーション
  7. リアルタイム処理
  8. コミットポイント
  9. 行エラーのロギング
  10. ワークフローリカバリ
  11. 停止と強制終了
  12. コンカレントワークフロー
  13. グリッド処理
  14. ロードバランサ
  15. ワークフロー変数
  16. セッションのパラメータおよび変数
  17. パラメータファイル
  18. FastExport
  19. 外部データのロード
  20. FTP
  21. セッションのキャッシュ
  22. 差分集計
  23. セッションログインタフェース
  24. バッファメモリについて
  25. 高精度データ

詳細ワークフローガイド

詳細ワークフローガイド

PowerExchange CDCソースの変更データ

PowerExchange CDCソースの変更データ

PowerExchange変更データキャプチャ(CDC)を使用して、オンライントランザクション処理システムおよびデータベースへの最新の変更を、タイムリーなビジネス上の意思決定を行うためのデータウェアハウス、オペレーショナルデータストア、およびアプリケーションで使用可能にします。
PowerExchange CDCにより、i5/OS、Linux、UNIX、Windows、およびz/OSシステム上のさまざまなリレーショナルソースおよび非リレーショナルソースのコミットされたトランザクションからの変更データをキャプチャできます。PowerExchangeは、選択されたソースオブジェクトに挿入、更新、および削除が発生した場合にそれらをキャプチャし、PowerExchange Client for PowerCenter(PWXPC)コンポーネントにより変更データが要求されるまで、リアルタイム変更ストリームまたはPowerExchange ロッガーログファイルに変更を保存します。
PWXPCプラグインはPowerCenterと一緒にインストールされるので、PowerExchangeのローカルインストールが必要です。PWXPCはPowerCenter統合サービスおよびClientツールと連携し、特定の期間または継続してリアルタイムセッションを実行します。PowerExchangeリスナはソースシステム上で実行される場合もソースシステム外で実行される場合もあります。次の図に、PowerExchangeおよびPowerCenterの単純な設定を示します。
このサンプル設定では、PowerExchangeにより異なるプラットフォームの3つのソースから変更データがキャプチャされ、SCLIを経由してPWXPCへデータが渡されます。PWXPCは変更データをPowerCenterに渡し、処理およびターゲットへの転送が行われます。
次のプロセスフローにPowerExchangeとPowerCenterの相互作用の概要を示します。
  1. PowerExchangeは、変更が発生すると、選択したソーステーブルおよびカラムから変更データをキャプチャします。
  2. PowerExchangeソースが含まれており、PWX CDC Real Timeアプリケーション接続が使用されているPowerCenterワークフローが開始されます。
  3. PWXPCはPowerExchange Call Level Interface(SCLI)を経由してPowerExchangeに接続され、ワークフローの代わりにPowerExchangeリスナ経由で変更データを取得します。
  4. PowerExchangeはマッピング内のすべてのソースの変更ストリームから変更データを抽出し、そのデータをPWXPCに渡します。
  5. PWXPCは変更データを統合サービスに渡します。
  6. PowerCenterワークフローは変更データを処理し、変換します。
  7. PowerCenterまたはPowerExchangeライタは変更データを1つ以上のターゲットに書き込みます。