ショートカットは、別のフォルダにコピーできます。ショートカットをコピーすると、Designerはコピー先フォルダに別のショートカットを作成します。この新しいショートカットは、元のショートカットが使用していた元のオブジェクトを指します。

ショートカットの参照先オブジェクトが見つからない場合、Designerはショートカットをコピーすることができません。このような状況は、たとえばあるリポジトリから関連付けられていないリポジトリへローカルショートカットをコピーする場合に発生します。

正常にショートカットをコピーできない場合、Designerはショートカットオブジェクトのコピーを作成します。ショートカットオブジェクトのコピーは、ショートカットが参照する元のオブジェクトと同一です。ショートカットとは異なり、このコピーは元のオブジェクトに加えられた変更を反映しません。ショートカットのコピーは、元のオブジェクトと同じように使用します。ただし、オブジェクトがソース定義の場合、ソース定義の名前の変更が必要となる場合もあります。

以下の表に、各種リポジトリにグローバルショートカットとローカルショートカットをコピーした結果を示します。

たとえば、Shortcut_to_Employeesというショートカットを1つのスタンドアロンリポジトリから別のスタンドアロンリポジトリへコピーすると、DesignerはShortcut_to_Employeesという名前の新しいソース定義をコピー先フォルダに作成します。このソース定義は元のショートカットのコピーですが、これはショートカットではありません。このソース定義をマッピングで使用すると、ソースからデータを抽出するためのデフォルトのSQLは、ソースをShortcut_to_Employeesとして定義します。ソースデータベースにソーステーブル「Employees」がある場合、Integration Serviceにソースデータを抽出させるためには、ソース定義の名前（Employees）を変更する必要があります。あるいは、ソース定義に接続されたソース修飾子のSQLオーバーライドを入力する（ソーステーブル名「Employees」を変更する）必要があります。

たとえば、表の4番目の項目は、同じドメインのローカルリポジトリ間でグローバルショートカット（グローバルリポジトリにあるオブジェクトへのショートカット）をコピーすると、Designerにより、グローバルリポジトリにあるオブジェクトへのグローバルショートカットが作成されることを示しています。