すべてのBIツールやデータモデリングツールで、精度や位取りなど、PowerCenterが使用するすべてのカラムプロパティを使用するとは限りません。 また、すべてのツールがPowerCenterがサポートするすべてのデータ型をサポートするとは限りません。たとえば、Business Objects Designerでは、バイナリデータ型をサポートしていないだけでなく、精度、位取りおよび非Null情報も使用しません。バイナリデータ型のカラムをBusiness Objects Designerへエクスポートする場合、Business Objects Designerはデータ型を文字列に変更しますが、精度、位取り、非Nullプロパティの値を保持しません。

すべてのカラム用プロパティを使用しないツールからPowerCenterにメタデータをインポートすると、メタデータインポートウィザードはカラムプロパティに対してデフォルト値を使用します。しかし、フォルダ内に同じ名前を持つソースまたはターゲットが存在する場合には、カラムプロパティを保持できます。カラムプロパティを保持するには、メタデータインポートウィザードで［Retain Physical Properties］属性を有効にします。すべてのカラム用プロパティを使用しないツールにメタデータをエクスポートし、他のツールでそのメタデータを変更してから、変更したメタデータをPowerCenterにインポートして戻す場合に、これを行います。