基準に基づいてバージョンをパージするときに、パージされるオブジェクトにマッピングまたはワークフローなどの複合オブジェクトが含まれる場合があります。複合オブジェクトをパージする前に、オブジェクトの依存性を考慮する必要があります。オブジェクトの依存性は再利用可能な依存オブジェクトのパージ方法に影響を与える可能性があります。

再利用不可の依存オブジェクトで構成される複合オブジェクトをパージすると、再利用不可の依存オブジェクトもパージされます。再利用可能な依存オブジェクトを含む複合オブジェクトをパージすると、依存オブジェクトのバージョンは、別の複合オブジェクトで使用されていない場合にパージされます。

依存オブジェクトのバージョンがパージしない複合オブジェクトのバージョンで使用されている場合、その依存オブジェクトのバージョンはパージされません。また、オブジェクトの特定のバージョンをパージできない場合は、そのオブジェクトの新しいバージョンが複合オブジェクトで使用されていなくても、その新しいバージョンをパージできません。

ここでは、依存性がアクティブオブジェクトのパージに与える影響を2つの例で説明します。最初の例では、頻繁に変更される複合オブジェクトとほとんど更新されない依存オブジェクトについて説明します。2番目の例では、バージョンは少ないが依存オブジェクトが頻繁に変更される複合オブジェクトについて説明します。