リポジトリガイド

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インポートしたオブジェクトの違い

Developerツールは、オブジェクトが有効なPowerCenterオブジェクトであることを保証するために、PowerCenterのインポートXMLファイル内のマッピングおよびマップレットを更新します。

Developerツールによって、マップレット、ポート名、およびデータ品質トランスフォーメーションが変更されます。

マップレット

Developerツールによって、マップレットに対して次の変更が行われます。

Expressionトランスフォーメーションを作成する。: Developerツールによって、各Inputトランスフォーメーションのすぐ下と各Outputトランスフォーメーションのすぐ上にExpressionトランスフォーメーションが作成されます。Expressionトランスフォーメーションには、パススルーポートが含まれます。
InputトランスフォーメーションおよびOutputトランスフォーメーションにデフォルト値を割り当てる。: Developerツールのユーザーは、InputトランスフォーメーションおよびOutputトランスフォーメーションのポートのデフォルト値を設定できます。PowerCenterでは、InputトランスフォーメーションおよびOutputトランスフォーメーションのポートにデフォルト値はありません。そのため、Developerツールでは、Inputトランスフォーメーションのポートのデフォルト値を、各Inputトランスフォーメーションのすぐ下のExpressionトランスフォーメーションに割り当てます。同様に、Outputトランスフォーメーションのポートのデフォルト値を、各Outputトランスフォーメーションのすぐ上のExpressionトランスフォーメーションに割り当てます。
複数のInputトランスフォーメーションを作成する。: Developerツールでは複数グループInputトランスフォーメーションを使用できるのに対し、PowerCenterでは使用できません。そのため、Developerツールによって、複数グループInputトランスフォーメーション内の入力グループごとに1つのInputトランスフォーメーションが作成されます。
ネストされたマップレットをフラット化する。: Developerツールでは、マップレットを他のマップレットに含めて、ネストされたマップレットを使用することができます。PowerCenterでは、ネストされたマップレットは使用できません。ネストされたマップレットは、Developerツールによって、ネストのない単一のマップレットに変換されます。
SAPソースなしでマッピングをエクスポートする。: SAPソースが含まれているマッピングをエクスポートすると、SAPソースなしでマッピングがエクスポートされます。このマッピングをPowerCenterリポジトリにインポートすると、PowerCenterクライアントによってマッピングがソースなしでインポートされます。アウトプットウィンドウに、マッピングが無効であることを伝えるメッセージが表示されます。PowerCenterでSAPソースを手動で作成してマッピングに追加する必要があります。

ポート名

Developerツールによって、ポート名に対して次の変更が行われます。

複数グループトランスフォーメーション内のポート名にグループ名を付加する。: 複数グループトランスフォーメーションでは、Developerツールによってポート名にグループ名が付加されます。ただし、SQLトランスフォーメーションでは、Developerツールはポート名にグループ名を付加しません。
InputトランスフォーメーションおよびOutputトランスフォーメーション内のポート名にグループ名を付加する。: Developerツールによって、Inputトランスフォーメーション内のポート名にInputトランスフォーメーショングループ名が付加されます。また、Outputトランスフォーメーション内のポート名にもOutputトランスフォーメーション名が付加されます。PowerCenterマップレットにエクスポートされたマッピング、およびOutputトランスフォーメーションに変換されたターゲットを持つマップレットに対して、DeveloperツールはOutputトランスフォーメーション内のポート名にターゲット名を付加します。