目次

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  1. はじめに
  2. リポジトリについて
  3. Repository Managerの使用方法
  4. フォルダ
  5. オブジェクト権限の管理
  6. ローカルショートカットおよびグローバルショートカット
  7. バージョン管理されたオブジェクトを使用したチームベース開発
  8. ラベル
  9. オブジェクトクエリー
  10. デプロイメントグループを使用したチームベース開発
  11. フォルダおよびデプロイメントグループのコピー
  12. オブジェクトのエクスポートおよびインポート
  13. メタデータの交換
  14. オブジェクトのコピー
  15. メタデータエクステンション
  16. MX Viewの参照
  17. PowerCenterのレポートリファレンス

リポジトリガイド

リポジトリガイド

データの再利用

データの再利用

メタデータの共有と同じくらい、通常のデータの共有も重要だとされています。多くの場合、同じ組織の複数の部門が同じ情報を必要とします。たとえば、各部門で、運用ソースから同じ製品データを読み込み、同じ収益性計算を実行してから、その情報を参照しやすい形式に整えることが必要な場合があります。
各部門がこの製品データを個別に読み込み、変換し、書き込んだ場合、組織全体のスループットは本来の能力より低下します。すべてのユーザが共有する共通データ格納領域を用意し、そこでデータの読み込み、変換、および書き込みを行うのが効率的な方法です。
共通データ格納領域を使用すると、企業全体のレベルでスループットが向上します。ソースへの差分変更を反映することで、さらにパフォーマンスを向上できる場合があります。たとえば、共通データ格納領域を更新するたびに製品データをすべて読み直すのではなく、共通データ格納領域を最後に更新してからPRODUCTSテーブルで実行された挿入、削除、更新を反映することによって、パフォーマンスを向上できます。
共通データ格納領域では、標準形式でデータを保管することもできます。たとえば、隠蔽すべき従業員データをフィルタリングで指定できます。また、日付と時刻の値を標準形式で表示することもできます。このようなデータクレンジングの作業は、共通データ格納領域にデータを移動する際に一度実行するだけです。繰り返し実行する必要はありません。